マヤ夫の歴史総合

高校の「歴史総合」の授業記録です。

2025年度 歴史総合 授業一覧

2026.3.23

 

この一年で実施した授業一覧です。

ご覧になりたいものをクリックしてみてください。

 

なお、2026年度は歴史総合を担当しないので、更新はありません。

 

No.0 授業開き →

https://mayao2025.hatenablog.com/entry/20250415/1744715092

No.1 歴史の扉① 歴史と私たち(食べ物の歴史) →

https://mayao2025.hatenablog.com/entry/20250422/1745271162

No.2 歴史の扉② 歴史の特質と資料 →

https://mayao2025.hatenablog.com/entry/20250425/1745571440

No.3 前近代の世界① 大交易(大航海)時代 →

https://mayao2025.hatenablog.com/entry/20250502/1746178364

No.4 前近代の世界② 大西洋世界 →

https://mayao2025.hatenablog.com/entry/20250513/1747083471

No.5 イギリス産業革命 →

https://mayao2025.hatenablog.com/entry/20250516/1747343902

No.6 東アジア秩序の変動 →

https://mayao2025.hatenablog.com/entry/20250522/1747911142

No.7 日本の対外交易と鎖国 →

https://mayao2025.hatenablog.com/entry/20250526/1748260978

No.8 日本の異国への対応と開国 →

https://mayao2025.hatenablog.com/entry/20250529/1748515775

No.9 アヘン戦争と清の動揺 →

https://mayao2025.hatenablog.com/entry/20250602/1748812701

No.10 単元のまとめ①(結びつく世界と日本の開国) →

https://mayao2025.hatenablog.com/entry/20250606/1749210531

No.11 アメリカ独立戦争 →

https://mayao2025.hatenablog.com/entry/20250627/1751030245

No.12 仏革命とナポレオン →

https://mayao2025.hatenablog.com/entry/20250708/1751964940

No.13 ウィーン体制とラテンアメリカ独立 →

https://mayao2025.hatenablog.com/entry/20250714/1752493205

No.14 アメリカ合衆国の発展 →

https://mayao2025.hatenablog.com/entry/2025/08/30/215741

No.15 明治政府の諸改革 →

https://mayao2025.hatenablog.com/entry/2025/08/31/223056

No.16 明治政府の外交と国境問題 →

https://mayao2025.hatenablog.com/entry/2025/08/31/225437

No.17 自由民権運動と憲法 →

https://mayao2025.hatenablog.com/entry/2025/09/08/204836

No.18 単元のまとめ②(国民国家の形成) →

https://mayao2025.hatenablog.com/entry/2025/09/20/203233

No.19 帝国主義の時代へ →

https://mayao2025.hatenablog.com/entry/2025/10/05/135450

No.20 日清戦争と東アジアの変容 →

https://mayao2025.hatenablog.com/entry/2025/10/06/215540

No.21 日露戦争と東アジアの変動 →

https://mayao2025.hatenablog.com/entry/2025/10/09/182941

No.22 単元のまとめ③(近代化と現代的な諸課題) →

https://mayao2025.hatenablog.com/entry/2025/10/12/143613

No.23 大衆化と第一次大戦 →

https://mayao2025.hatenablog.com/entry/2025/10/22/210302

No.24 第一次大戦の経過と結果 →

https://mayao2025.hatenablog.com/entry/2025/10/24/182535

No.25 ロシア革命とソ連成立 →

https://mayao2025.hatenablog.com/entry/2025/10/24/182747

No.26 第一次大戦後の二つの体制 →

https://mayao2025.hatenablog.com/entry/2025/10/28/214801

No.27 アジアの民族運動 → https://mayao2025.hatenablog.com/entry/2025/11/10/065756

No.28 日本の社会運動 → https://mayao2025.hatenablog.com/entry/2025/11/06/060918

No.29 1920年代の大衆文化 → https://mayao2025.hatenablog.com/entry/2025/11/17/063457

No.30 単元のまとめ④(第一次世界大戦と大衆社会) → https://mayao2025.hatenablog.com/entry/2025/12/15/220424

No.31 国際協調の時代 → https://mayao2025.hatenablog.com/entry/2025/12/02/211118

No.32 世界恐慌と各国の対応 → https://mayao2025.hatenablog.com/entry/2025/12/04/210213

No.33 ファシズム → https://mayao2025.hatenablog.com/entry/2025/12/13/175203

No.34 日本の中国侵略 → https://mayao2025.hatenablog.com/entry/2025/12/19/220013

No.35 第二次世界大戦の勃発 → https://mayao2025.hatenablog.com/entry/2025/12/22/202027

No.36 第二次世界大戦の終焉 → https://mayao2025.hatenablog.com/entry/2025/12/22/210225

No.37 冷戦の開始とその影響 → https://mayao2025.hatenablog.com/entry/2026/01/15/232811

No.38 日本の民主化とアメリカの政策転換 → https://mayao2025.hatenablog.com/entry/2026/01/16/221031

No.39 単元のまとめ⑤(現代的な諸課題) → https://mayao2025.hatenablog.com/entry/2026/01/25/073150

No.40 グローバル化とベトナムの代理戦争 → https://mayao2025.hatenablog.com/entry/2026/01/27/062040

No.41 核兵器開発と軍縮 → https://mayao2025.hatenablog.com/entry/2026/02/02/180700

No.42 パレスティナ問題と中東問題 → https://mayao2025.hatenablog.com/entry/2026/02/08/111730

No.43 ソ連の解体と東欧革命 → https://mayao2025.hatenablog.com/entry/2026/02/12/194424

No.44 地域紛争と対立 → https://mayao2025.hatenablog.com/entry/2026/02/17/174426

No.45 現代的な諸課題の形成と展望①(ファシズムと現代-アウシュヴィッツ)→ https://mayao2025.hatenablog.com/entry/2026/02/20/162209

No.46 単元のまとめ⑥(グローバル化と私たち)→

https://mayao2025.hatenablog.com/entry/2026/02/28/081617

No.47 現代的な諸課題の形成と展望②(ホロコーストを伝える) →

https://mayao2025.hatenablog.com/entry/2026/03/07/131049

No.48 現代的な諸課題の形成と展望③(移民問題と人種差別) →

https://mayao2025.hatenablog.com/entry/2026/03/14/194253

2025-48 現代的な諸課題の形成と展望③ 移民問題と人種差別

2026.3.19

 

いよいよ2025年度最後の授業になりました。

 1年間ありがとうございました!

 生徒の皆さんはどんなことをどのように学びましたか?

 私も、皆さんから多くのことを学びました。

 これからの授業に活かしていきたいと思います。

 

最後の授業では、自分たちで疑問や課題を出し、

そのことについて問いを立てて調べたり意見交換したりする。

あるいは発表したりする。

そういうことを文部科学省は期待していると思います。

 

でも、実際には時間がなさすぎて無理!

教科書が過積載で、どう考えても学年の最後に「探究」するのは困難です。

 

だから、「探究」するきっかけ作りをしてみました。

今日は差別と移民問題を扱いました。

 

Q1

 3の地図は19世紀~20世紀初頭の国際的な移民の主要な流れを,4の地図は21世紀初頭の人口移動の流れを示したものである。2つの地図を比較すると、どのようなことがわかる?

・地図3では、ヨーロッパから南北アメリカやオーストラリア・ニュージーランドなどへ人が移動している。

・地図4では、ヨーロッパは人の移動を受け入れている。(地図3の時代、合衆国は移民法を制定した)

・地図3では、アフリカ大陸から奴隷の移動が見られるが、地図4にはない。

・地図3では、中国・インドから東南アジアへの移動が見られるが、地図4にはない。

これらは一例なので、違う考えも当然出てきます。

 

Q2

 2010年の移民の数は2億1,400万人(世界人口の3%以上)をこえていた。日本では2018年に273万人あまりの外国籍の人々が生活しており,高齢化がすすむ日本社会で重要な役割をはたしている。

 このような社会ではどのような問題がおきているの?

 また、それらの問題を克服するために、私たちはどのように行動するべきなの?

 

 解答例として4人の生徒のものを紹介します。

 

問題点

1.差別や偏見 外国人に対して悪い偏見が広まり、悪口や差別的な言動が起こる。

2.言語や文化の違いによるトラブル 言葉が通じにくいため、仕事や学校、地域で誤解や孤立が起きやすい。

3.労働環境の問題 外国人労働者が低賃金や長時間労働など、不利な条件で働かされることがあり、人種問題につながっている。

克服するための行動

1.差別を許さない意識を持つ

 「ヘイトスピーチ解消法第3条」では、国民一人一人が差別的な言動をなくすよう努めることが求められている。偏見に流されず、相手を尊重する姿勢が大切だ。

2.理解を深める努力をする

 外国の文化や考え方を知ろうとすることで、違いを受け入れやすくする。学校や地域での交流も重要だ。

3.助け合う社会を作る

 困っている外国人に対して、簡単な日本語で話す、ルールを教えるなど、小さなサポートができる。行政や企業も多言語対応などを進める必要がある。

 

問題点

 移民側:住んでいる地域が戦地となり逃げている、出稼ぎ、環境改善するため

 受け入れ側:住む場所がなくなる、仕事が減る(解雇)、自国の文化がなくなる

克服するための行動

 移民を受け入れない方法

  戦争の恐ろしさを世界に知らせる(争いをなくす)

  その国にできるビジネスを考える(移動をなくす)

  他国が協力して発展途上国を支える(住みやすい環境をつくる)

 移民を受け入れる方法

  新しい土地を開発する

  新しいビジネスを立ち上げる(仕事を増やす)

  外国人に伝授する

 

問題点

 外国人の増加により、言語や文化、価値観の違いから、誤解や偏見が生まれ、差別・ヘイトスピーチなどが起こっている。

克服するための行動

 外国人と同じ社会の一員として尊重し、文化や価値観の違いを理解しようとする姿勢を持つことが大切である。また、差別的な言動を見過ごさず互いの違いを認め合いながら生活していくことが必要である。そのために学校の授業や生活の中で外国の文化や習慣について学び、理解を深めることが重要だ。日本では差別的言動をなくすためヘイトスピーチ解消法が制定されており、その目的を理解し、私たち一人ひとりが差別をしないよう意識して行動することが求められる。また、外国人と地域の交流や行事などを通して関わることで互いに理解を深めることも大切である。さらに言語の違いによって困っている外国人がいた場合によっても、できる範囲で助けたり相手の立場に立って考えたりすることも重要である。こうした行動を積み重ねていくことで、多様な人々が安心して生活できる社会を実現していくべきだ。

 

問題点

 世界の移民が増え、その移民が依存している国がある。

克服するための行動

 移民の多くは、その自国が財政難や生活が苦しく、その土地で住むのが難しかったりするなど多くの理由から移民が増え続けている。地域によっては民族同士の対立や差別からそのような地域から離れていく人もいる。そのためにも世界の共通理解で人種及び他民族への差別をなくすとともに、移民たちが来た場合はその国で安全かつ平和を保障できるようにすることが大切だと思う。今後の世界で人種差別をなくすためにも、このようなことを世界全体で徹底すべきだと思う。

 

さて、最後に1年間のまとめとして

歴史総合のゴールシート です

 これから広がるグローバル社会において、

 あなたが40歳になった頃、どのような社会になっているのか?

 その社会にあなたは将来どのように関わっていくのか?

 

 この解答例をいくつか紹介します。

 ただ、ちょっと多すぎるかも....43人(笑)

 これがこの一年間の学びの成果の一つだと思って選んだのですが.....

 

〇将来の社会像

 今よりもさらに技術が発展・発達し、AIやロボットが数多く普及され、多くの仕事を支える社会になっていると考える。オンラインでできる仕事も増え、働き方や学び方はもっと自由になっているだろう。また、日本では少子高齢化が進み、今よりもさらに高齢者が多い社会になると思う。そのため、医療や介護、福祉、地域で支え合う仕組みがとても重要になるはずだ。一方で、環境問題や地球温暖化への対策も進み、再生可能エネルギーの利用など、環境に配慮した社会づくりがさらに広がっていると考えられる。

〇あなたの社会へのかかわり方

 私は自分の仕事を通して社会に関わっていきたいと思う。AIやロボットの技術が発展・発達しても、人と人との関わりはとても大切だと思うので、周りの人を思いやりながら働ける大人になりたい。また、地域の活動やボランティアなどにもできるだけ多く参加し、困っている人を支えたり、社会の役に立つ行動を積極的にしたいと考える。自分にできることは小さいかもしれないが、少しでも社会を良くするために行動していく姿勢を意識して、それを維持していくことが重要だと思う。

 

〇将来の社会像

 少子高齢化がさらに進み、外国籍の人が今より多く生活している社会になっていると思う。働く人が不足するため、外国から来た人が日本で働いたり暮らしたりする機会が増えると考えられる。一方で、文化や言葉の違いから誤解や偏見が生まれ、差別的な発言であるヘイトスピーチなどの問題も起こる可能性がある。そのため、お互いの文化や価値観を理解し、違いを尊重しながら共に生活していく多文化共生の社会が求められるようになっているだろう。

〇あなたの社会へのかかわり方

 私は、そのような社会の中で外国籍の人に対する偏見や差別をなくし、互いに理解し合える社会づくりに関わりたいと思う。例えば、学校や地域、職場などで外国の文化や考え方を学び合い、違いを認め合うことが大切だと考える。また、差別的な言動を見かけたときには、それがよくないことであると理解し、相手を尊重する姿勢を持ちたい。そうすることで、さまざまな人が安心して暮らせる社会をつくる一人になりたい。

 

〇将来の社会像

・AIやロボット技術の発達によってロボットやAIが仕事をするのが当たり前になる社会

・少子高齢化が進んで日本は今より移民を受け入れなければならない社会

・環境問題への対処が進み再生可能エネルギーが主な動力源になる社会

〇あなたの社会へのかかわり方

 この先の社会ではもっと移民の増加やロボットとAIによって仕事が自動化されることが多い社会になると考えている。情報の技術が必要になってくることが増えていくこの先の社会で自分は必要な技術を身に着け、さらなる技術の進歩・環境問題への解決に導けるような関わり方をしたい。また環境を守ることにも重きをおいて自分ができる最大限の協力もしたいと考えている。地球を人々の生活をよりよいものにするために各国が協力して争いなく平和への道を歩んで行くことを願ってもいる。

 

〇将来の社会像

・子供が少なくなっている

・人口が少なくなっている

・AIが発達して、色々な仕事をAIがやる

〇あなたの社会へのかかわり方

 少子高齢化は、頑張っても簡単に解決する問題ではないが、子供を育てやすい、生きやすい環境作りを政治や、仕事を通して作っていく。そのために、選挙に行く、コミュニケーションをとることが重要だ。AIが発達して、仕事がAIに奪われたとしても、人間独特な感情や、哲学などは人間でしか伝えられない。私は、根本的な解決に近づくために、人間でしか出来ないことをやっていく。

 

〇将来の社会像

・少子高齢化

・人口減少

・労働力の低下

〇あなたの社会へのかかわり方

 少子化の原因として、子育てをしていくうえでの大きな負担が挙げられる。その負担を少しでも無くしていくために、私は地域での子育て支援の取り組みに参加する、近隣の子育て世帯のサポートをするなど積極的に行動したいと思う。高齢化に対しては、今若いうちから生活習慣を見直し、健康維持を意識することで、将来の介護予防をしていきたい。選挙へ行き、少子高齢化対策を重視する政策に投票したい。

 

〇将来の社会像

 世論としての平和意識やグローバル化の世界の動きはあれど、各国が軍事力を落とすことはしなくなり、抑止力として兵器を持つようになる。日本は自動化や、AI化少子化が進んでいく。

〇あなたの社会へのかかわり方

 平和意識を持ち、対立・軍事的解決を避けていくように考えていきたい。ネットでデリケートな問題に対する発信をする時は、一度文面を確認し、その影響を考えて投稿する。ただ、今のところ移民の面に対してはグローバル化といっても許容しきれない限度があると考えており、批判的な意見も持っている。このような、いうべきだと思ったときは厳しい意見も臆せず上げていきたい。また、AIや自動化でなくならない仕事につきたい。

 

〇将来の社会像

・外国人労働者に対しての差別の解消

・少子高齢化の解消

・貧困者を減らす

・誰もが楽しく働ける社会環境の形成

・教育水準の向上

・情報通信技術の向上

・AIやロボットが普及し、働き手不足の解消

・地域社会の交流を増やす

〇あなたの社会へのかかわり方

 私が挙げた将来の社会像を実現するにはまず現状の日本の社会状況を多くの人が理解することが必要だと考える。現在の社会では様々な問題に対して目を背ける人が多数いると思う。そこで私達ができることすればSNSなどを通じて多くの人に現在の社会状況とその問題に対してどのようにすればいいかを伝えることが大事だ。

 

〇将来の社会像

・AIの増加と人間の仕事の減少

・日本の軍事強化

・戦争からの財政難や経済苦

〇あなたの社会へのかかわり方

 今の社会ではAIが必須であり仕事にも活用されたり、勉強にも活用されたりなど今人が行っている仕事がAIの仕事に変わることは少なからずあるだろう。そのためにも人間にしかできない仕事というものを理解し、仕事を考えていく必要がある。また、現在は戦争が様々な国で勃発しており、この戦争から日本は多くの悪影響がでている。最近ではガソリンの値上げや灯油の値上げがある。そして、戦争が今ではどこで起きてもおかしくない時代である。そのためにも日本は軍事力を強化するだろう。そんな時自分にできることとして、まず人間にしかできない仕事やボランティア活動をし、社会を支えられるような存在になりたい。社会を平和にするためには国のリーダーや経済に関する議員などがいる。その時、戦争について強く推す議員や戦争せず平和的解決を推す議員に選挙をし、どちらに投票するか、また自分の意見を発するか発しないかで大きく日本の未来が変わる。そのためにも私は選挙投票も積極的に参加していきたいと思う。このようなことから、私は日本の明るい未来のために、自分にできることを積極的にしていきたい。

 

〇将来の社会像

・AI技術が発達している。

  →人間同士のコミュニケーションが減っていそう。

  →AIができる職業が増え、職業選択の幅が狭まる。

・地球温暖化が加速する

  →地球温暖化によって住む場所がなくなった生き物が増える

〇あなたの社会へのかかわり方

 職業が減る可能性があるので、AIにはできないような人と人同士のコミュニケーションが必要な職業・創造性(アイデア)が必要となる職業などを知っておくべきだ。現在行われている仕事を見直し仕事を全体的に変え、新しい仕事の方式を考えるべきだ。地球温暖化が加速しないために無駄な電気を使わないように努力する。生き物の住む場所を確保するため、節電を意識する。

 

〇将来の社会像

・年金の制度が現在より高齢者にとって不利益な方に変化している。

・介護施設が不足し、ある程度自力で生活する準備が必要になってくる。

・外国人が増え、外国語のスキルや、外国人との交流が必要になってくる。

・働いていられる年齢が上げられ、労働者の平均年齢も上昇する。

・戦争を実際に体験した人が居なくなり、戦争に参加するという意見が増加してしまう。

・AI技術の発展

〇あなたの社会へのかかわり方

 介護が必要な高齢者になったときのため、貯金額を多めに用意し、若者にかかる負担を最小限に抑える努力をするべきだ。戦争に比較的近い年代の私達が、戦争による被害や出来事を正確に伝えて正しい判断をしていく必要がある。またAI技術の発展によって、SNSの投稿がさらに信憑性を失っている可能性があるため、本や、演説などの方法で情報の共有を利用していくべきだ。

 

〇将来の社会像

・AIが多く取り入れられる社会

・高齢者が増えて、若者が減る社会

・多くの仕事がAIに取られて職業が少なくなってゆく社会

・現代より地球温暖化が進んでおり熱くなっている社会

・石炭や石油などの資源が尽きそうになり他の資源で代行しないといけない社会

・電気代、ガソリンの金額が現代より高くなっている社会

・何もかもが現代より高くなっている社会

・現代より若者が減ることで、日本の景気が悪くなっていく社会

〇あなたの社会へのかかわり方

・これからはAIがとても普及してくるのでコンピュータ系の知識をしっかりと身に付けて、活かす。

・物価が高くなるとともに給料も上がって来ると思うが、しっかりと節約して生きていく。

・地球温暖化が進行するにつれて、季節もままならなくなるかも知れないが、それに動じず生きる。

・今後、日本は若者が減っていくと思うので、今後の日本は、今の日本とは全くの別の国になっているかもしれないが、それに動じず生きていく。

・現代とは異なる日本になっていてもその日本に応じた働き方で稼いでいきたい。

 

〇将来の社会像

 AIやロボットなどの技術が更に進化し、仕事や生活が今よりも便利で効率的になっていると考えた。AIの働きにより、人々はより創造的な活動に時間を割いたり、自由な時間を過ごすことができるようになるだろう。その一方で、AIによって人間の仕事が減ってしまうことや、インターネットに頼りすぎて直接的な人との関係が薄くなってしまうという問題が起こると考えられる。また、高齢化社会や環境問題といった現在の課題も、完全に解決することは難しいだろう。

〇あなたの社会へのかかわり方

 これからの時代を担う自覚をしっかりと持ち、新しい技術を正しく活用し、人との繋がりを大切にしたいと考えた。例えば、AIやインターネットを仕事や学びに活かす一方で、ボランティア活動等にも参加し、人との関わりの中で学びを深めていきたい。

 技術の便利さに頼り切りになるのではなく、人としての思いやりを大切に、積極的に問題解決に向き合いたい。

 

〇将来の社会像

 今よりもさらに技術が発展・発達し、AIやロボットが数多く普及され、多くの仕事を支える社会になっていると考える。オンラインでできる仕事も増え、働き方や学び方はもっと自由になっているだろう。また、日本では少子高齢化が進み、今よりもさらに高齢者が多い社会になると思う。そのため、医療や介護、福祉、地域で支え合う仕組みがとても重要になるはずだ。一方で、環境問題や地球温暖化への対策も進み、再生可能エネルギーの利用など、環境に配慮した社会づくりがさらに広がっていると考えられる。

〇あなたの社会へのかかわり方

 私は自分の仕事を通して社会に関わっていきたいと思う。AIやロボットの技術が発展・発達しても、人と人との関わりはとても大切だと思うので、周りの人を思いやりながら働ける大人になりたい。また、地域の活動やボランティアなどにもできるだけ多く参加し、困っている人を支えたり、社会の役に立つ行動を積極的にしたいと考える。自分にできることは小さいかもしれないが、少しでも社会を良くするために行動していく姿勢を意識して、それを維持していくことが重要だと思う。

 

〇将来の社会像

 少子高齢化がさらに進み、外国籍の人が今より多く生活している社会になっていると思う。働く人が不足するため、外国から来た人が日本で働いたり暮らしたりする機会が増えると考えられる。一方で、文化や言葉の違いから誤解や偏見が生まれ、差別的な発言であるヘイトスピーチなどの問題も起こる可能性がある。そのため、お互いの文化や価値観を理解し、違いを尊重しながら共に生活していく多文化共生の社会が求められるようになっているだろう。

〇あなたの社会へのかかわり方

 私は、そのような社会の中で外国籍の人に対する偏見や差別をなくし、互いに理解し合える社会づくりに関わりたいと思う。例えば、学校や地域、職場などで外国の文化や考え方を学び合い、違いを認め合うことが大切だと考える。また、差別的な言動を見かけたときには、それがよくないことであると理解し、相手を尊重する姿勢を持ちたい。そうすることで、さまざまな人が安心して暮らせる社会をつくる一人になりたい。

 

〇将来の社会像

 高度に進化したAIが世界に広く浸透し、AIが社会を循環させていく

〇あなたの社会へのかかわり方

 私が40歳になる頃、社会は現在よりも高度に進化したAIが広く浸透していると考える。何をするにもまずAIに判断を委ね、AIがAIを操作しながら社会を循環させていく構造になっていても不思議ではない。その構造の中で、人間が仲介する場面は減少するだろう。一方で、AIが適切だと判断した場合でも、それがモラルの観点から妥当かを考え、最終的に責任を負うことや、相手の感情を察してその人に合ったコミュニケーションを行うといった「人間にしかできないこと」の希少性は高まる。そして、そのような役割を担う人が高く評価される時代になると考える。

 私はこの変化を前向きに捉えている。AIによって国家全体の水準を大きく向上させることができるのであれば、それは積極的に活用すべきである。「AIは人間に考えることをやめさせ、人間はAIに頼りきりになる」という考え方は、現在であれば多くの共感を得られるかもしれない。しかし、時間が経てば、このような考え方もステレオタイプとなり、AIをいかに賢く活用できるかが評価される時代になるだろう。

 一方で、AIが誰によって管理されているのか、情報源はどこにあるのか、その内容は正確なのかといった点を常に確認する姿勢は、どの時代においても失ってはならない。また、その検証作業まですべてAIに任せるのではなく、人間自身や社会全体が主体的に監視し続けることが重要である。そのためには、AIに頼りすぎない姿勢や意識を社会全体で維持していく必要がある。

 人間とAIの共存とは、単に人間がAIを操作するだけの関係ではない。「人間にしかできないこと」や価値観を大切にし、それを社会全体で守り続けていくことが重要である。したがって、私はAIを活用しながらも、その情報をそのまま受け入れるのではなく、自分の知識や他の情報源と照らし合わせて再確認する姿勢を持ち続けたい。また、AIにコントロールされるのではなく、自らがAIを適切に使いこなせるようになり、主体的にこれからの社会に関わっていきたいと考える。

 

〇将来の社会像

・AIやロボット技術の発達によってロボットやAIが仕事をするのが当たり前になる社会

・少子高齢化が進んで日本は今より移民を受け入れなければならない社会

・環境問題への対処が進み再生可能エネルギーが主な動力源になる社会

〇あなたの社会へのかかわり方

 この先の社会ではもっと移民の増加やロボットとAIによって仕事が自動化されることが多い社会になると考えている。情報の技術が必要になってくることが増えていくこの先の社会で自分は必要な技術を身に着け、さらなる技術の進歩・環境問題への解決に導けるような関わり方をしたい。また環境を守ることにも重きをおいて自分ができる最大限の協力もしたいと考えている。地球を人々の生活をよりよいものにするために各国が協力して争いなく平和への道を歩んで行くことを願ってもいる。

 

〇将来の社会像

・子供が少なくなっている

・人口が少なくなっている

・AIが発達して、色々な仕事をAIがやる

〇あなたの社会へのかかわり方

 少子高齢化は、頑張っても簡単に解決する問題ではないが、子供を育てやすい、生きやすい環境作りを政治や、仕事を通して作っていく。そのために、選挙に行く、コミュニケーションをとることが重要だ。AIが発達して、仕事がAIに奪われたとしても、人間独特な感情や、哲学などは人間でしか伝えられない。私は、根本的な解決に近づくために、人間でしか出来ないことをやっていく。

 

〇将来の社会像

・少子高齢化

・人口減少

・労働力の低下

〇あなたの社会へのかかわり方

 少子化の原因として、子育てをしていくうえでの大きな負担が挙げられる。その負担を少しでも無くしていくために、私は地域での子育て支援の取り組みに参加する、近隣の子育て世帯のサポートをするなど積極的に行動したいと思う。高齢化に対しては、今若いうちから生活習慣を見直し、健康維持を意識することで、将来の介護予防をしていきたい。選挙へ行き、少子高齢化対策を重視する政策に投票したい。

 

〇将来の社会像

 世論としての平和意識やグローバル化の世界の動きはあれど、各国が軍事力を落とすことはしなくなり、抑止力として兵器を持つようになる。日本は自動化や、AI化少子化が進んでいく。

〇あなたの社会へのかかわり方

 平和意識を持ち、対立・軍事的解決を避けていくように考えていきたい。ネットでデリケートな問題に対する発信をする時は、一度文面を確認し、その影響を考えて投稿する。ただ、今のところ移民の面に対してはグローバル化といっても許容しきれない限度があると考えており、批判的な意見も持っている。このような、いうべきだと思ったときは厳しい意見も臆せず上げていきたい。また、AIや自動化でなくならない仕事につきたい。

 

〇将来の社会像

・外国人労働者に対しての差別の解消

・少子高齢化の解消

・貧困者を減らす

・誰もが楽しく働ける社会環境の形成

・教育水準の向上

・情報通信技術の向上

・AIやロボットが普及し、働き手不足の解消

・地域社会の交流を増やす

〇あなたの社会へのかかわり方

 私が挙げた将来の社会像を実現するにはまず現状の日本の社会状況を多くの人が理解することが必要だと考える。現在の社会では様々な問題に対して目を背ける人が多数いると思う。そこで私達ができることすればSNSなどを通じて多くの人に現在の社会状況とその問題に対してどのようにすればいいかを伝えることが大事だ。

 

〇将来の社会像

・AIの増加と人間の仕事の減少

・日本の軍事強化

・戦争からの財政難や経済苦

〇あなたの社会へのかかわり方

 今の社会ではAIが必須であり仕事にも活用されたり、勉強にも活用されたりなど今人が行っている仕事がAIの仕事に変わることは少なからずあるだろう。そのためにも人間にしかできない仕事というものを理解し、仕事を考えていく必要がある。また、現在は戦争が様々な国で勃発しており、この戦争から日本は多くの悪影響がでている。最近ではガソリンの値上げや灯油の値上げがある。そして、戦争が今ではどこで起きてもおかしくない時代である。そのためにも日本は軍事力を強化するだろう。そんな時自分にできることとして、まず人間にしかできない仕事やボランティア活動をし、社会を支えられるような存在になりたい。社会を平和にするためには国のリーダーや経済に関する議員などがいる。その時、戦争について強く推す議員や戦争せず平和的解決を推す議員に選挙をし、どちらに投票するか、また自分の意見を発するか発しないかで大きく日本の未来が変わる。そのためにも私は選挙投票も積極的に参加していきたいと思う。このようなことから、私は日本の明るい未来のために、自分にできることを積極的にしていきたい。

 

〇将来の社会像

 今から私が40歳になるころには、今に比べてAIやロボットの技術がさらに発達し、仕事や生活の多くで活用されていると考えられる。単純な作業は機械が担い、人間は判断力や創造性などを生かす仕事を行うようになるのではないだろうか。また、日本では少子高齢化が進み、医療や介護の分野でも技術が発展し、高齢者を支える社会になっていると思う。

〇あなたの社会へのかかわり方

 今から私が40歳になるころには、働いて収入を得て税金を納めるなど、社会を支える立場になっていると考えられる。仕事ではAIなどの新しい技術を活用し、人にしかできない判断や工夫も求められているだろう。また、家庭では家族と協力して生活を支え合い、地域社会においても行事や活動に参加するなど、周囲とのつながりを大切にしていると考えられる。社会の一員としての責任を持ち、さまざまな場面で社会と関わりながら生活しているだろう。

 

〇将来の社会像

・AI技術が発達している。

 → 人間同士のコミュニケーションが減っていそう。

 → AIができる職業が増え、職業選択の幅が狭まる。

・地球温暖化が加速する

 → 地球温暖化によって住む場所がなくなった生き物が増える

〇あなたの社会へのかかわり方

 職業が減る可能性があるので、AIにはできないような人と人同士のコミュニケーションが必要な職業・創造性(アイデア)が必要となる職業などを知っておくべきだ。現在行われている仕事を見直し仕事を全体的に変え、新しい仕事の方式を考えるべきだ。地球温暖化が加速しないために無駄な電気を使わないように努力する。生き物の住む場所を確保するため、節電を意識する。

 

〇将来の社会像

・年金の制度が現在より高齢者にとって不利益な方に変化している。

・介護施設が不足し、ある程度自力で生活する準備が必要になってくる。

・外国人が増え、外国語のスキルや、外国人との交流が必要になってくる。

・働いていられる年齢が上げられ、労働者の平均年齢も上昇する。

・戦争を実際に体験した人が居なくなり、戦争に参加するという意見が増加してしまう。

・AI技術の発展

〇あなたの社会へのかかわり方

 介護が必要な高齢者になったときのため、貯金額を多めに用意し、若者にかかる負担を最小限に抑える努力をするべきだ。戦争に比較的近い年代の私達が、戦争による被害や出来事を正確に伝えて正しい判断をしていく必要がある。またAI技術の発展によって、SNSの投稿がさらに信憑性を失っている可能性があるため、本や、演説などの方法で情報の共有を利用していくべきだ。

 

〇将来の社会像

・AIが多く取り入れられる社会

・高齢者が増えて、若者が減る社会

・多くの仕事がaiに取られて職業が少なくなってゆく社会

・現代より地球温暖化が進んでおり熱くなっている社会

・石炭や石油などの資源が尽きそうになり他の資源で代行しないといけない社会

・電気代、ガソリンの金額が現代より高くなっている社会

・何もかもが現代より高くなっている社会

・現代より若者が減ることで、日本の景気が悪くなっていく社会

〇あなたの社会へのかかわり方

・これからはAIがとても普及してくるのでコンピュータ系の知識をしっかりと身に付けて、活かす。

・物価が高くなるとともに給料も上がって来ると思うが、しっかりと節約して生きていく。

・地球温暖化が進行するにつれて、季節もままならなくなるかも知れないが、それに動じず生きる。

・今後、日本は若者がへっていくと思うので、今後の日本は、今の日本とは全くの別の国になっているかもしれないが、それに動じず生きていく。

・現代とは異なる日本になっていてもその日本に応じた働き方で稼いでいきたい。

 

〇将来の社会像

・国籍、性別、年齢、障害の有無に関わらず、誰もが自分の個性を自由に表現できる社会

・翻訳技術が完成した言葉の壁がなくなり、誰もがリアルタイムで通信でき、協力して仕事や遊びができる社会

〇あなたの社会へのかかわり方

 仕事や趣味のコミュニティにおいて、国籍や世代を問わず、誰もが「居心地がいい」と思える場所を作りたいと考えている。歴史総合の学習を通じ、言葉の壁や価値観の相違が争いを生むことを学んだ。だからこそ、身近な人々が誤解し合わないよう、互いの良さを伝えたり、困っている人をサポートしたりできる存在として社会に関わっていきたい。

 

〇将来の社会像

・現代よりもAI化がすすみ、人間の仕事が少なくなっていき職に悩まされる人が多くいると思う。

 → これにより人間がやるべき職業がデジタルやAI関係の仕事が増えると思う

・持続可能な社会作りが進んでいると思う。

 → 環境問題や資源などは現代よりも更に深刻になっていると思うので、それらに関する具体的な対策が今よりも明確になっていると思う。

・高齢化が進むにあたってバリアフリーや介護の自動化などが進んでいると思う

 → 高齢者が多くなり、ひとりではいろいろ大変なことが増える世の中になっていくので、ドローン配達など現代にはあまり普及していないことが当たり前になっていくと思う。

〇あなたの社会へのかかわり方

 未来に求められている人間は職業面だったら、人間にしかできないこと、AIが得意としていることを理解しAIと共存してよりよい社会を作っていく事が重要だと思った。さらに、AIに依存してしまう世の中になる可能性もあるのであくまでも効率を上げるためや共生するためのものとして使っていくことがより良い社会づくりになると思った。私は間違いなくこれからの社会はAIが大きく関わってくると思うので、その中でも自分らしさや人間らしさを明確にすることが重要だと思った。

 

〇将来の社会像

 私が40歳になる頃には、日本はさらに少子高齢化が進み、人口が減少することから、外国人とともに支え合う多文化共生社会になっていると思う。また、デジタル技術が発達し、AIやロボットが多くの仕事を担うようになったりなど、働き方や生活の仕方も大きく変化していると考える。一方で、そんな時代だからこそ、人と人とのつながりや思いやりの大切さは、今まで以上に重要になっていると考える。

〇あなたの社会へのかかわり方

 そのような社会の中で、私は周りの人と積極的に関わり、国籍や文化の違いに関係なく協力し合える環境づくりに貢献したい。例えば、困っている外国人に対して分かりやすく説明したり、地域の活動に参加したりすることで、誰もが安心して暮らせる社会づくりに関わっていきたい。また、自分自身も新しい技術を学び続け、これからの社会の変化に対応できる人になりたい。

 

〇将来の社会像

 資源は枯渇し、資源を奪い合うために各国が争い合うか、技術が発達し他の星の資源を収穫しているかもしれない。たかが24年で宇宙に進出し、繁栄するとは到底思えないが、この頃人類は技術の発展スピードが昔と比べて飛躍的に上昇している。だから、この宇宙に進出する未来もありえなくはないと思ったので、この可能性を描き出してみた。

〇あなたの社会へのかかわり方

 僕は、資源問題が引き起こす「争いの火種」を「共にゆく道」に変える役割として社会に貢献したいと思っている。もし世界が資源を奪い合う殺伐とした状況にあるならば、僕は限られたエネルギーや物資を最大限に活用するための循環型のシステムの構築に携わりたいと思う。国家間の対立に対し、メリットを全面に出して具体的な対話で仲裁し、枯渇を前提とした新しい経済モデルを現場で動かす駒としての役割だ。一方で、技術が進化し他星の資源収穫が始まっているならば、僕はその未知の資源を地球の平和的な発展へと繋ぐ架け橋となりたいと思う。宇宙から得られた莫大な恩恵が一部の強国に独占されないよう、公平な分配や新素材の活用を推進するエンジニア、あるいは調整役として、人類の生活圏を宇宙へと広げる最前線に身を置く。ただの下っ端でもいいから活躍したい。いずれの社会においても、僕は単に資源を消費する側ではなく、技術と知恵を用いて、資源の制約から人類を解放する側として、人類の繁栄を祈り死んでいきたい。

 

〇将来の社会像

 これから社会は、人口が減少し多様化が進むと考える。人口減少により労働力不足や地域の担い手不足が深刻化すると考えられる。その中で、外国出身の人々や多様な価値観を持つ人々の存在は、社会を維持・発展させるうえで不可欠なものとなっていく。外国出身の人々や多様な価値観を持つ人と関わるうえでいくつかの課題が生じる。まず、文化や言語の違いによる誤解である。また、支援制度や雇用の機会をめぐって不公平と感じる人が増える可能性もある。さらに、価値観の違いからコミュニティの分断が進む危険性もある。

〇あなたの社会へのかかわり方

 同じであることにとどまらず違いにどう関わるのかを重視する必要がある。同じであることに安心を求めるのではなく違いがあっても共に生きられる仕組みをつくることが必要である。その実現のためには、一人ひとりが偏見にとらわれず、事実に基づいて考え、他者と向き合う姿勢を持つことが重要である。お互いの文化に興味を持ったり、勉強したり、似ている者同士だけで対話するのではなく、外国出身の人々や多様な価値観を持つ人々と対話することが大切だ。

 

〇将来の社会像

 将来的に多くの国と関係が良好になり、経済も回復し日本独自の技術と文化がさらに発展する、と書きたいところではあるがそうはいかないだろう。

 今の日本では高齢化が進み二人で一人の高齢者を支えている状態だ。社会保障は高齢者にどんどん手厚くなるだろうし、物価高も相まって若者の暮らしは相当きびしくなるとも考えられる。SNSの普及によって、子育て世帯への不満(あるいはその逆)が以前よりも多くなる。

 今より物価が回復し、国際的に関係が多くの国と良く見えてくることで子育て世帯も減ってくるだろう。円安でもあるので、留学や旅行に行く人が減り、教育のレベルも下がってしまうかもしれない。ただ、人手不足で働き口があふれるほどあるだろう。中小企業は潰れるところも少なくないはずだ。企業や人が少なくなると企業に競争相手もいなくなり、技術の発達も遅れると考えられる。

〇あなたの社会へのかかわり方

 これまでより柔軟な対応力と先を見通す思考力が必要になる。ただ流されるまま生活すれば情報においていかれるかもしれない。常にアンテナを張ってよりよい方向へ進めるようにするしかない。

 

〇将来の社会像

 日本の人口が減少し、移民もしくは機械に頼るのが増えていると思われる。テクノロジーの進化に伴い、今以上に個人や社会のあり方が議論されると思われる。

〇あなたの社会へのかかわり方

 グローバル化が進んでいる可能性が高い以上、現地へ行かずとも、日本人以外とコミュニケーションをする機会が増えると思われる。どうせ差別や偏見はこの先も消えないだろうし、大人になっている以上、双方のが背景を知り、その上で個人の利益を獲得できるような、要領のいい立ち回りをしたい。また選挙など、国や地域のこれからを担うものには積極的に参加していきたい。

 

〇将来の社会像

1.日本は今よりもさらに少子高齢化が進み、外国人と共に暮らす社会が当たり前になっていると考える。労働力不足を補うため、多くの外国人がさまざまな職場で活躍し、多文化が共存する社会になっているだろう。一方で、文化や価値観の違いによる摩擦や、差別・偏見といった問題も完全にはなくなっていない可能性がある。

2.AIやデジタル技術の発展によって、働き方や生活のあり方が大きく変わっていると考える。多くの仕事が自動化され、人間は単純作業よりも創造性やコミュニケーションを重視する仕事に関わるようになっているだろう。また、場所にとらわれない働き方が進み、オンラインで世界中の人と協力することが当たり前になっていると思う。

〇あなたの社会へのかかわり方

1.そのような社会の中で、多様な人々をつなぐ姿勢を大切にしたいと考える。例えば、相手の立場や文化を理解し、互いに尊重し合える関係を築くことで安心して暮らせる環境づくりに貢献したい。また、日常の中で困っている人に手を差し伸べたり、差別的な言動に流されない姿勢を持ち続けたりすることで、小さなことから社会をより良くしていきたい。将来の社会は大きく変化していくが、その中でも「人を大切にする」という姿勢を忘れず、自分にできる形で関わり続けていきたい。

2.そのような社会の中で、変化に対応し続ける姿勢を大切にしたい。新しい技術を学び続けることで、自分の可能性を広げるとともに、人と人とのつながりを大切にする姿勢を大切にしたい。技術が発達しても、人の気持ちを理解し支え合うことは変わらず重要だからである。将来は便利で効率的な社会になる一方で、人間らしさの価値がより問われる時代になると思う。その中で私は、技術に頼るだけでなく、人との関わりを大切にしながら社会に貢献していきたい。

 

〇将来の社会像

 AIやロボット技術がさらに発展し、多くの仕事が自動化されていると考えられる。例えば、単純な作業や事務仕事の多くはAIが担い、人間はより創造的な仕事や、人と関わる仕事に集中する社会になっているだろう。また、少子高齢化が進み、高齢者を支える仕組みがより重要になっていると考えられる。そのため、医療や福祉の分野ではテクノロジーが活用され、遠隔医療や介護ロボットなどが普及している可能性が高い。さらに、環境問題への意識も高まり、再生可能エネルギーの利用が進み、持続可能な社会を目指す動きが当たり前になっているだろう。

〇あなたの社会へのかかわり方

 そのような社会の中で、私はAIにできない仕事に就きたいと考えている。これからはAIやロボットが多くの仕事を担うようになるが、人の感情を理解したり、相手に寄り添ったりすることは、人間にしかできない重要な役割だと思う。そのため、私は人と直接関わり、信頼関係を築くことが求められる仕事に関わりたい。例えば、相手の気持ちを考えながら行動したり、その場の状況に応じて柔軟に対応したりすることで、社会に貢献したいと考えている。また、AIを否定するのではなく、AIを活用しながらも、人間にしかできない判断や思いやりを大切にし、よりよい社会をつくる一員として行動していきたい。

 

〇将来の社会像

 全世界で平和になるということはあまり思えないが、今よりさらに技術が発展していき、国々の結びつきがさらに強くなると考える。なぜなら、現在はアメリカとイランが戦争していることによって、世界平和への道が厳しくなってきている反面、アメリカ以外の国々では貿易が活発化しやすくなっているので、国々の結びつきが強くなると考えている。

〇あなたの社会へのかかわり方

 私は他国に行き、その文化と関わることが大切だと考える。インターネットは現在も発達していき、世界中の国の状況や文化を知ることが出来るが、私の中で大切だと考えていることは、見る、聞くより体験をするということである。自分の体験を糧にすることで社会へ関わることが出来ると考える。インターネットや動画を見るより、自分の体で感じ、言葉を聞き、文化を知ることが現在や未来では大切だと考える。

 

〇将来の社会像

・AIを中心とした人工知能を有効活用する発展社会になる。

・ほとんどの職業が失われ、生活困難とされる家族や社会人が増える。

・以前よりも少子高齢化が発展し続けていき、高齢者の数が増大する。

〇あなたの社会へのかかわり方

・常日頃からニュースに目を通し、現段階での社会の状況を把握すること。

・自分が大人になったときの社会を常に考え、社会に貢献する行動をとること。

・学校の勉強を将来の有無に囚われず、知識として蓄える。

 

〇将来の社会像

 人口が更に増加し、日本などの国は少子化が更に進行すると考える。また、世界情勢としては中国、インド等が現在より更に力をつけるが、依然民主主義国家と共産主義国家の対立構造は変わらないと考えた。さらにはAIが今以上に発展し、社会構造に大きな変化をもたらすことも想像できる。

〇あなたの社会へのかかわり方

 上記のような社会では、個人のスキルがより重要になる。特に、問題解決力やコミュニケーション能力、ITの知識が求められる。また、日本にいても世界を意識した行動が必要である。以上のことから、これからの時代は変化に対応する力を身につけ、主体的に行動することが大切だと考えた。

 

〇将来の社会像

・AIやロボットがより普及する

・少子高齢化が更に進む

・自然が少なくなっている

 AIやロボットの発達によって、私たちの生活が大きく変化していると考えられる。多くの仕事が自動化され、コンビニや飲食店などでは無人化が進み、医療や教育の分野でもAIが活用されるようになると思う。また、日本では少子高齢化がさらに進み、働く人が減ることで外国人労働者の増加や、社会全体で支え合う仕組みが重要になると考えられる。さらに、地球温暖化などの環境問題への対策も進み、再生可能エネルギーの利用が広がる一方で、異常気象が増えることになると思われる。

〇あなたの社会へのかかわり方

・人間にしかできないことを大切にする

・自然を守り、大切にする

・変化に対応できる人になる

 私たち一人一人が変化に対応することが重要になると思う。AIやロボットの発達により社会は大きく変化するため、新しい知識や技術を学ぶ必要が求められる。また、AIやロボットにはできない思いやりやコミュニケーションを大切にし、人と人とのつながりを重視することを大切にしたい。さらに、少子高齢化が進む中で、社会全体で支え合う意識を持つことが欠かせない。高齢者や外国人とも協力し、誰もが安心して暮らせる社会をつくることが大切だと思う。そして、環境問題にも関心を持ち、資源を大切に使うことで持続可能な社会の実現に向けた行動を心がけていきたい。

 

〇将来の社会像

・機械や人工知能の発展

・国を超えたつながりや交流が増える

・様々な考え、思想が増えていく

〇あなたの社会へのかかわり方

 私はこの先の将来で、機械や人工知能と正しくつきあって行くことが重要と考える。最近特に、AIの便利さで沢山の人が助けられており、そこに占める学生の割合も多いと思う。しかし、何でもAIが行ってしまうのは私達のためにはならないとも思う。今はもちろん、この先もAIで何でも済ませるのではなく、使うべき時に正しく使用したい。また、国を超えたつながりが増えれば、様々な考えや思想も広がる。自分自身もその情報や考えを鵜呑みにしたり、むやみに発信したりしないようにしたい。

 

〇将来の社会像

 私は、AIの発達と人口変動が大きくなると考える。現在、生活の最前線でのAIの活用が増えている。医療や教育・買い物などといった、生活の一部となったAIがいつしか、これまで人がやってきたことをAIが代わりに行うことで「なくなる職」と、そのAIに関わる「生まれ変わる職」ができるのではないかと考える。また、AIが発達することで他にも日本の少子高齢社会にも貢献する。担い手不足の緩和が期待される。しかし、約24年後の今頃は日本の人口は1億人をきると予想され、その約4割は高齢者という超高齢社会となる。それは、私達の老後を脅かすものであり社会保障が十分に受けることが出来ないかも知れない。

〇あなたの社会へのかかわり方

 私は将来、管理栄養士の資格を取り社会に貢献したいと考えている。具体的には、病院で食事面でのサポートをし正しい食生活へと導く仕事に就きたい。上記でも記した、AIの発達と人口変動にフォーカスし考えてみると、直接関わることは出来ないだろう。AIの発達を職場で使うことはあっても、AIの発展に関わることはない。人口変動はAIよりも難しい。だが、直接関わりが持てなくとも間接的に支えることは出来ないだろうか。AIを活用し患者さんの健康状態を記録し、それに合う改善策の例を提示してもらうことが効果的だろう。また、食生活を見直すことで健康に長生きできる手助けができる。私は、直接大きくこれらの社会変動に関わることが出来なくても、自分なりのやり方で少しでも多くの人の将来を支えたい。

 

〇将来の社会像

良い点

・医療技術が発展し、病気が見つけやすく治りやすくなる。

・公共機関が発展し、より早く今まで行けなかった場所に行けるようになる。

・スマートフォンなどの日用品が進化し、もっといろんなことができるようになる。

・授業が完全タブレット化し、紙の消費が抑えられる。

悪いところ

・AIの進化により犯罪が多くなり、また見分けがつかなくなる。(不気味の谷現象)

・少子化が進み人口が減る。それに伴い学校が減る。

・このままいけばガソリンや灯油の値段が高騰し続ける。

・技術の進歩に追いつけていない人たちが困る。(レジの無人化など)

・生活が機械や電気ありきになっている分、今までより自然の恐怖がある(南海トラフや地球温暖化)

 

〇あなたの社会へのかかわり方

 これからの社会は、医療や交通、デジタル技術の発展によって、これまでよりも便利で豊かになっていくと思う。一方で、AIの進化による犯罪の増加や少子化、エネルギー問題など、不安に思う点も多く、単純に良い方向に進んでいるとは言い切れないとも思った。便利さの裏側には新たな課題が生まれていることを意識する必要があると感じた。

 このような社会の中で、自分はただ変化に流されるのではなく、正しく理解しながら関わっていくことが大切だと思う。例えば、AIやデジタル機器を使うときには、その便利さに頼りきるのではなく、情報が正しいかどうかを自分で判断する力を身につけたい。また、技術の進歩についていけない人が取り残されないようにするためには、自分自身が基本的な知識をしっかり学び、周りの人にも目を向けることが必要だと感じた。

 さらに、エネルギー問題や環境の変化についても、遠い話として捉えるのではなく、日常生活の中でできることを意識していきたい。電気や資源を無駄にしないことや、環境に配慮した行動を少しずつでも続けることが、これからの社会に関わる一つの方法だと思う。

 これからの社会は変化が大きい分、不安もあるが、その中で自分がどう行動するかが重要になると感じた。新しい技術を正しく活用しながら、周りの人や社会全体のことも考えて行動できる人になりたい。

 

〇将来の社会像

 24年も先の社会のことは、今の時点ではあまり想像できないが、最近のニュースの内容から考えてみると、未来では国際関係が今よりも悪化していると思う。現在、日本はそれなりに平和であるが、国内外では戦争や紛争が起こっていることが事実であって、このことに対して日本もいつ戦争などに巻き込まれるか分からないし、国外の経済状況に応じて日本の経済状況にも大きく影響が出てきてしまうと思う。また、世界中で、持続的な社会に向けた取り組みである「SDGs」が行われており、2030年までに達成しようとしているが、現状では戦争や発展途上国となっている国々も数多くあり、あと4年ほどで全ての目標を達成することはとても困難であると思う。

〇あなたの社会へのかかわり方

 まず出来ることとしては、ニュースなどから社会についての情報を自分から積極的に得ていくことが一番簡単に出来る社会への関わり方であると思う。そして、将来就く仕事によっても、社会への関わり方は大きく違ってくると思う。私は今のところ、英語が好きであることもあり、大学は国際系の分野がいいと考えている。また、将来も、国際社会に関わる職業に興味がある。もし、このような職業に就くのなら、一般的な職業に比べると大きく国際社会に関わると思うし、これについて色々と考えさせられる面が多くあると思う。

 

〇将来の社会像

 将来の社会は、少子高齢化やグローバル化の進展により、多様な人々が共に支え合う社会になっていると考える。日本では労働力不足が深刻化し、外国人労働者の受け入れがさらに進むことで、多文化共生がより重要な課題となる。また、AIやデジタル技術の発展により、仕事の在り方や生活様式も大きく変化しているはずである。

 しかし、その一方で、文化や価値観の違いによる摩擦や、経済格差の拡大といった問題も生じる可能性が高い。そのため、互いの違いを認め合いながら共存する意識や、公平な社会制度の整備が求められる社会になっていると考える。

〇あなたの社会へのかかわり方

 自分は多様な人々を理解し、支え合う社会の実現に貢献したいと考える。具体的には、異なる文化や価値観を持つ人々と積極的に関わり、相互理解を深める役割を担いたい。また、情報化社会の中で正確な情報を見極め、偏見や差別を生まないような発信を心がけることも重要である。さらに、地域社会の一員として、高齢者や外国人など支援を必要とする人々に目を向け、身近なところから行動していきたい。このように、自分自身が主体的に社会に関わることで、誰もが安心して暮らせる社会の実現に寄与していきたいと考える。

 

以上です。

この投稿で、2025年度の分はすべて終了です。

全国のみなさま、自分はこんなふうに授業をしている!

という事例があれば、ぜひアドバイスください。

2025-47 現代的な諸課題の形成と展望② ホロコーストを伝える

2026.3.11

 

3月授業が2時間あるので、

今日の授業では、

前回の「ファシズムと現代」の続編として、

ホロコーストを引き継ぐことについて考えてみました。

 

◎ドイツの東方外交

<資料1>

 ワルシャワのゲットー跡地にひざまずく西独のブラント首相(1972)

 

Q2:ブラントはなぜこの場所を選んでひざまずいたの?

 ワルシャワはポーランドの首都

 ポーランドにはアウシュヴィッツ強制収容所がある。

 ホロコーストへの悔恨の思いをもち、

 同じドイツ人として、過去のナチスの過ちを心から悔やむ姿勢を表した。

 ゲットーとはユダヤ人居住区のこと

 西ドイツ首相として、ポーランド人に公式謝罪をした。

 つまり、西側から東側に寄り添う姿勢を示した。

 

※すでにQ1は前回の授業で終了しています。


<資料2>

 ヴァイツゼッカー大統領の戦後40周年記念講演(1985)

 『荒れ野の40年』~ヴァイツゼッカー大統領(西独)ドイツ終戦40周年記念演説

(岩波ブックレット)

 多くの民族が本日、ヨーロッパの地で第二次大戦が就活を迎えたあの日を思い浮かべておりますが、どの民族も、自らの運命に応じ、それぞれ独自の感情をもっております。……1945年5月8日はヨーロッパにおいて極めて重要な歴史的意義を担った日であります。……5月8日は心に刻むための日であります。心に刻むというのは、ある出来事が自らの内面の一部となるよう、これを誠実かつ純粋に思い浮かべることであります。そのためには真実を求めることが大いに必要とされます。……

 暴力支配が始まるにあたって、ユダヤ人同胞に対するヒトラーの底知れぬ憎悪がありました。……ヒトラーは1945年4月30日に自殺する前日、いわゆる遺書の結びに「指導者と国民に対し、ことに人種法を厳密に遵守し、かつまた世界のあらゆる民族を毒する国際ユダヤ主義に対して仮借のない抵抗をするように義務づける」と書いております。……戦いが終わり、筆舌に尽くしがたいホロコーストの全貌が明らかになったとき、一切何も知らなかった、気配も感じなかった、と言い張った人は余りにも多かったのであります。……

 問題は過去を克服することではなりません。さようなことができるわけはありません。後になって過去を変えたり、起こらなかったことにするわけにはまいりません。しかし過去に目を閉ざす者は結局のところ現在にも盲目となります。非人間的な行為を心に刻もうとしない者は、またそうした危険に陥りやすいのです。ユダヤ民族は今も心に刻み、これからの常に心に刻みつづけるでしょう。われわれは人間として心からの和解を求めております。 

 1939年8月23日、独ソ不可侵条約が締結されました。秘密の付属議定書には目前のポーランド分割について規定がありました。この条約が結ばれたのは、ヒトラーのポーランド侵入を可能にするためです。当時のソ連指導部はこのことを重々承知しておりました。独ソ条約がポーランド侵入、そして第二次大戦を意味することは、政治を考えている当時の人間ならだれもが知っていることでした。……ソ連は、自らの利益のために、他の民族の戦いを止むなしとしたのであります。しかしながら、大戦のイニシアティブをとったのはドイツであって、ソ連ではありません。……このあと、ドイツは戦勝国同士の申し合わせに従いさまざまな地域に分割されました。この間にソ連は、戦時中ドイツが占領していた東ヨーロッパ、東南ヨーロッパのすべての国に攻め入りました。ギリシアを例外として、これらの国はすべて社会主義国となりました。

 ヨーロッパは二つの異なった政治体制への分裂の道をたどり出しました。この分裂を固定したのが戦後の情勢であることは確かですが、ヒトラーが始めた戦いなしにはこの分裂もなかったでしょう。

 ……中東情勢についての判断を下す際には、ドイツ人がユダヤ人同胞にもたらした運命がイスラエルの健国の引き金となったこと、その際の諸条件が今日なおこの地域の人々の重荷となり、人々を危険にさらしているのだ、ということを考えていただきたい。

 若い人たちにお願いしたい。他の人々に対する敵意や憎悪に駆り立てられることのないようにしていただきたい。……若い人たちはたがいに敵対するのではなく、たがいに手をとり合って生きていくことを学んでいただきたい。民主的に選ばれたわれわれ政治家にもこのことを肝に銘じさせてくれる諸君であってほしい。そして範を示してほしい。自由を尊重しよう。平和のために尽力しよう。公正をよりどころにしよう。正義については内面の規範に従おう。今日5月8日に際し、及ぶ限り真実を直視しようではありませんか。

 

Q3:ヴァイツゼッカー大統領(西独)は何を伝えたかったの?  

 ここはこちらから解答例を一切示しませんでした。

 次の学習内容を提示し、生徒に時間を返しました。

 (クラスによって状況を見て判断しましたが、15~20分ほど取りました)

 ①上の文の「伝えたいこと」に線を引きながら読む

 ②その中から「これ」と思えるものを選び、自分の言葉で表現する

 ③3人に説明し、3人の説明を受け、自分にないものをメモする

  (多様な考えを受け入れて吸収したり考察したりする)

  または大統領になりきり、「これ」と思えるものをペアに説明する

 

G Today’s Goal

 わたしたちはホロコーストの体験をどのように引き継げばいいの?

  ☛ inquiry(深い考察)

 

 この問いはなかなか難しいです。

 日本は被爆経験があるから、日本人は被爆について考えている。

 だから、被爆体験を語り継ぐことができるよね。

 

 こういうふうに外国人に言われたらどう思うでしょうか?

 

 自分たちは戦争を知らない世代だから、語ることは難しい。

 そう感じるのではないでしょうか?

 

 体験していない人がそのことを引き継ぐことは難しい。

 だから、外国人がそのことについて語ることはさらに難しい。

 

 ということは、体験していないホロコーストのことを

 日本人が語り継ぐのはかなり困難だと言えます。

 

 そのことを話したうえで、生徒たちにこの問いを投げかけました。

 もし君たちがアウシュヴィッツ強制収容所でガイドをするなら、

 どんなことを伝え、考えてもらいたいのか?

 少しの間、想像してみよう!

 

そして、中谷剛さん(現博物館の日本語ガイド)の考えを紹介しました。

彼が書いた『ホロコーストを次世代に伝える』(岩波ブックレット710)

にあった次のような言葉を一緒に考えました。

 

ガイドとして重点的に伝えようとしていることは三つ

①自由・民主主義社会の弱点

 ドイツも民主主義社会であったのに「全権委任法」で独裁になった!

 それだけ自由・民主主義ってもろい!

②歴史の相互認識の重要性

 加害者が被害者に向けて関係を改善する姿勢を学んでほしい!

 「ホロコースト」を記憶に遺してほしい!

 それは、日本が朝鮮や中国に対する姿勢に通じるのではないか....

③差別や偏見で動くエゴの認識

 ホロコーストは多数派が少数派に嫉妬して尊重しなかったことで起こった!

 エゴが差別や偏見を生むことも認識すべきだ!

 

最後に、もう一度、中谷さんの三つの伝えたいことを考えてみました。

 

今回は以上です。

 

2025-46 単元のまとめ⑥(グローバル化と私たち) 定期考査Ⅳの論述問題 

2026.2.24

 

この単元のまとめとして、定期考査Ⅳに以下の問題を出しました。

3月授業(私の勤務校は毎日3時間授業)で全員で共有し、各解答例を材料にして検討します。

 

これからの未来について、どのようにグローバル社会が進んでいく見通しなのか、私たちはこれからどのような理由でどう関わっていけるのだろうか。下の①~⑤から一つ選び、あなたの考えを200字程度で述べよ。

 

・どのように社会が進んでいく見通しなのか、あなたの考えを明確に書く。(2点)

・そのように考える理由を明確に書く。(1点)

・その中で「自分」はどのような関わり方ができるか、具体的に書く。(2点)

 

・文体は常体文(だ・である調)に統一する。

・体言止め(~のこと)は避ける。

・話し言葉を使わない。(なので~、でも~、~かなと思う など)

・高校生にふさわしくない稚拙な表現を使わない。

 

以下に、生徒の解答例を紹介します(163名が解答、白紙6名)。

それぞれの問題について、2名ずつ選んでみました。

 

① 冷戦の時代の反省をどのように活かしていくのか(12名が選択して解答)

・ベトナム戦争などの例から、冷戦には直接に関わりのない国々も争いに巻き込まれ、大きく悪影響を及ぼされてしまうことが分かる。そのため、このような後悔を繰り返さないためにも、国同士の対立を対話などによって平和的に、早急に解決していくことで、国々が協調していく社会となっていくと考える。また、世界の歴史的な背景について学び、世界における理解を深め、平和への意識を高めていくことが、現在自分にできる関わり方である。

・冷戦の時代では多くの国がその影響を受けた。その例としてベトナム戦争があげられる。ベトナム戦争はソ連とアメリカの代理としての戦いで、その時使用された枯葉剤などにより、国や土地だけでなく罪のない人まで傷つけた。このことを私たち社会全体で深く反省し、今後同じようなことを起こさないようにすることが必要である。私は国同士の問題ならまだしも、関係のない国や人を巻き込むことは絶対にしてはいけないと考える。私には直接関わり、戦争を止める力はないが、正しい情報をもって声をあげることはできる。私は自分で正しいと思った情報を信じ、周りの人に声をかけ、少しでも正しい考えを持つ人を増やしていきたい。一人の声が世界に届くことがあると信じている。

 

② 軍縮のために何ができるのか(50名が選択して解答)

・私は軍縮していくために必要なものとして、武器の怖さというものを知ることだと考える。理由は、戦争で使用されている武器には、どのような特徴を持ち、どのような場面で登場するのかを詳しく理解すべきだと思うからだ。日本に一番関わりがあるものに原子爆弾がある。この武器によって、日本がどのような被害を受けたのかを、全世界の人が知る必要があると思う。このことを自分を含め、日本中の人が発信していくことが、軍縮をするためには重要なことである。

・一人の力は小さいが、歴史から核の恐ろしさを学び、SNSでの発信や署名活動に参加し、「核はいらない」という世論にしていくことが大切だ。その状態が続けば、第三次世界大戦に発展してしまう可能性がある。日本は世界唯一の原爆が落とされた国である。日本人からしか伝えることができない思いや経験を世界にさらに伝えていくことが、軍縮につながると考える。さらに、自分たちでは、平和を願う団体に寄付で支援したり、選挙権を得たら軍縮を訴える人に投票したりして、仲間と連帯することで大きな力になると思う。

 

③ パレスティナとイスラエルはどのように共存していくのか(25名が選択して解答)

・私は、これからパレスティナとイスラエルは対話を重ねていくことができれば、関係が改善されていくと考える。なぜなら、今までもオスロ合意などで和平を目指す動きが見られたからだ。だが、過去の和平合意は失敗してしまっている。だから、和平合意をした後も互いに対話をし合い、互いの理解を深めていくことができれば、和平を結んで共存することができるのではないか。その中で私は、一方の情報だけに頼らず、多くの情報を取り入れて、引き続き民族や土地の問題に目を向けて生活していきたいと思う。そして、多くの人に今も戦争を続けることを伝えられるように、もっと深く調べたり、ボランティアや募金活動に参加したりしていきたい。

・私は、パレスティナとイスラエルの共存はすぐには実現されないと思う。イスラエル、すなわちユダヤ人は古代から虐げられてきた過去があり、イスラームとの宗教対立や第一次世界大戦時のイギリスによる三枚舌外交による領土問題が複雑に絡み合っているからである。私たちにできることは平和を願い、その地域の文化や歴史を理解し、そのような気持ちを発信していくことぐらいしかできない。ただ、それぞれの国や地域では自分たちの立場を強調する歴史教育が広がっており、互いに共存していく世界の必要性を小さな子どもたちに教えていないと言える。そうだとすれば、教育の内容やシステムを変えていくよう、第三国が呼びかけていくことは有効なのではないかと思う。

 

④ ロシアが進んでいく道とどのように関わっていくのか(13名が選択して解答)

・私は、これからのロシアは、しだいに国際的に孤立すると考える。ロシアは2014年にウクライナへの侵攻をきっかけにG8から脱退したからだ。そのため、資源の確保が困難になり、国民の生活が不安定になる可能性がある。私はこの問題について直接関わることはできない。だが、ウクライナ侵攻のニュースを見かけるたびに悲しくなる。微力かもしれないが、このことに関心を持ち続け、家族や友人に伝えることでこの問題に向き合えるようにしたい。

・ロシアの進んでいく道は、プーチンの独裁によって局面が変わるため不透明さがあると感じる。現在ロシアはウクライナ侵攻を継続中であり、和平の道を模索しているものの互いの主張は食い違っていて、解決への見通しは厳しいものがある。アメリカのベネズエラ侵攻も、ロシアのウクライナ侵攻も、19世紀後半から始まった帝国主義と何ら変わらないのではないか。今、私たちにできることは限りがあるが、ネットにあるデマ情報や感情に流されることなく、情報リテラシーをしっかり持って事実を学び続ける必要がある。そして当事者の政府間の交渉だけではなく、国際連合やEUをはじめとする複数の国家が働きかけ、ロシアとの新しい共存の道へと繋がる方法を探していくべきである。

 

⑤ テロ戦争を防ぐために何ができるのか(63名が選択して解答)

・これからの社会は、国際協調を強めていくだろうと考えた。テロ戦争は、アメリカ同時多発テロ事件のように、武力だけでは解決しないものがほとんどである。テロの原因となる人々の社会からの孤立や不満、差別や偏見を減らすことが、根本的な解決の一歩となるだろう。異なる文化や宗教を認め合うことによって、世界はより平和になると考えた。私も普段からニュースを見るなどして、世界で起こっていることに興味関心を持ち、自分の考えを深めたい。

・これからの社会で、私は再び大きなテロが起こると考える。テロが起こる背景として、外国や自国の政府に対しての不満が高まって起こすことが多い。今はインターネットやSNSでの情報も多いため、間違った情報や過激な思想も広まりやすい。私はそんなテロ戦争を防ぐため、インターネットやSNSでの情報・知識が正しいか自分自身で判断できるようになるべきだと考える。また、貧富の差から自国への不満を持つことが減るように、そういった国への支援を少しでもしていくべきだと思う。

 

「私たちとグローバル化」を終えた後、学年末の学習として、「現代的な諸課題の形成と展望」について考えていきます。ただ、2時間しか設定されていないので、限られた時間の中で有効な学習になるようにしたいと思います。

2025-45 現代的な諸課題の形成と展望① ファシズムと現代

2026.2.20

 

現代的な諸課題の形成と展望①

ファシズムと現代

 

これからの未来を歴史を通じて考える内容の授業を行いました。

 

この授業は、私の長男が今冬に実際アウシュヴィッツ収容所を訪れ、現地のガイドさんの話を聴きながら見学したこと、そのとき撮影した写真、そしてそのガイドさんが執筆された書籍などを材料にしています。とても貴重な画像や話を生徒たちに提供し、ともに考える時間を持てたことを、心から感謝しています。

 

私が担当していないクラスではこの授業を行っていないため、定期考査Ⅳの範囲からは外れますが、試験に出るとか出ないというレベルの問題ではなく、これから私たちが生きていくうえで価値ある題材だと確信しています。

 

では、授業の概要を記しておきます。

※すみませんが撮影した写真は公開しません。

 授業ではスライドをたっぷり見せました!

 

☆Unit’s Theme

 私たちはこれからどこに向かっていくのか考える

☆Today’s Goal

 ナチスの蛮行を知り、アウシュヴィッツ強制収容所の存在意義を考える

 

P 対話の準備:Icebreaker

「働けば自由になれる」のゲートサイン

 どのような意図があると思う?

 変なところはないかな?

 正門に掲げられた「ARBEIT MACHT FREI(働けば自由になれる)」の鉄文字は、この収容所にいる労働者が作らされたもの

 彼らはいつ死んでもおかしくないほどの苦役を強いられていた。

 そして、栄養失調の者も大勢いた。

 だからこの標語はまったくのウソ

 本当のこととは真逆だ、として、労働者たちはささやかな抵抗として「B」の文字を真逆(裏返し)にしたとのこと

 

A 教科書の精読はなし

 そもそも教科書には載っていない内容......

 

B ポイント解説

◎アウシュヴィッツ・ビルケナウ国立博物館(ポーランド)

 ナチス・ドイツが1940年に設置した強制収容所の跡地

 1945年1月27日にソ連軍により解放

 6月14日=開設日

 728名のポーランド人政治犯を連行

(1947年から生き証人の集い、毎年追悼式典を開催)

 ユダヤ人だけでなく、ロマ(ジプシー)・ポーランド人

 捕虜となったソ連兵も多く殺害

 収容所の犠牲者は110万人以上(正確な人数は不明)

 ナチスはユダヤ人に

「東の土地に移住して新たな生活を始めるのだ」と伝えて移動させた

 1979年にユネスコ世界文化遺産に登録(負の世界遺産)

 

〇アウシュヴィッツⅠ号(収容者数は12000~20000人)

 元ポーランド軍の基地

「働けば自由になれる」のゲートサイン

 多数の遺品を展示

  犠牲者たちの膨大な数の靴、スーツケース、眼鏡、義肢、日用品など

  縦じま模様の囚人服

  入れ墨式の押印

 ガス室(チクロンB:害虫駆除薬)と焼却炉(クレマトリウム)

 ガス室に送られる対象は、女性・13歳以下の子ども(全体の約75%)

  → 15分で数百人を殺害

 作業員はナチスのSS(親衛隊)

 ユダヤ人収容者(ゾンダーコマンド:特別労務班員=同胞に殺害させる)

 → 金歯・イアリング・指輪などの貴重品を抜き取り、女性の髪も刈り取る

 死の恐怖を跳ね返す努力

  工芸品・絵画の制作、作曲・音楽隊の演奏など

 自殺(SSの報告書)

  通常の自殺者もいたが、

  栄養失調で意識もうろうとなり電流の有刺鉄線に接触する自死もあった...

 

〇ビルケナウ強制収容所 (アウシュヴィッツII号)

 囚人が生活したバラック(木造の粗末な兵舎)

 ガス室の廃墟

 犠牲者のための国際記念碑など

 線路(引き込み線)が敷地内まで延び、降車場には貨物車も展示

 トイレ:排泄の時間が定められ、壁がなく穴だけがある状態

 栄養失調による下痢が多く、疥癬(皮膚病)がまん延、蚤によるチフスが伝染

 三段ベッド:定員の2~3倍の人数

 奥に暖炉あり:最低限の死なない程度の暖かさ(極寒の環境)

 

〇モノビツェ強制収容所(アウシュヴィッツⅢ号)

 ほぼ原形をとどめず残っていない

 

Q1:収容所の職員の思いはどのようなものだったのだろう? 

 収容所の職員はドイツ人だけではなかった。

 ゾンダーコマンド(特別労務班員)にはユダヤ人も利用された。

 元収容者(アウシュヴィッツ・ビルケナウ国立博物館の職員)の言葉

「もし、我々の中で誰かがこの地獄を生き抜くことができたら、二度とこのようなことが繰り返されないために活動しようではないか」

 生徒たちはどんな思いを想像したのだろうか....

 

以上で定期考査Ⅳ前の授業が終了!

これ以降は、3月授業に持ち越しにします。

定期考査Ⅳ後にまた!

2025-44 地域紛争と対立

2026.2.17

 

あと2回で今年度のレギュラー授業も終了です。

今日の授業は小テストを行ったので、正味40分くらいでした。

他のクラスとの進度を合わせるため、一部カットしました。

 

☆Unit’s Theme

 私たちはこれからどこに向かっていくのか考える

☆Today’s Goal

 各地域に生じた紛争(特にテロ戦争)の理由を考える

 

P 対話の準備:Icebreaker

 これは何という事件?

 アメリカ同時多発テロ事件(2001.9.11)

 

 手前みそで恐縮ですが、アメリカに留学中の話を10分ほどしました。

 1992~93年に(詳しい月日は覚えていません)、

 世界貿易ビルの地下駐車場で爆発事件が起こりました。

 そのとき、このビルが閉鎖されて入れなかったのです。

 仕方なく、他の場所を観光しました。

 あとでフィラデルフィアの寮に戻ってわかったのは、

 この爆発がムスリムの仕業だったこと。

 

 もうその頃から、イスラームがアメリカ国内で問題になっていたのでしょう。

 ただ、大半のムスリムは平等を大切にしていて、

 いい人も多いということは忘れてほしくありません。

 

 さて、2001年9月11日にこの同時多発テロ事件が起きた時、留学時代に同じ寮に住んでいた友人がNYで働いていました。5日間連絡がとれず、もう死んでしまったと思っていましたが、何とか無事でいてくれました。その友人は、家族を連れて昨年2025年の10月に私の家族に会いに来ました。生きていて本当によかった!

 

 この世界貿易ビルが崩れた跡地は、グラウンド・ゼロとして整備されています。

 教科書にも写真があったので、紹介しました。

 

 この日、私は夜のテレビニュースで、実際の映像を見ました。

 次男を二階の寝室で寝かしつけ、一階のリビングに降りてきて見ました。

 最初は、映画か何かかと思いましたが、そうでないことがわかりました。

 そして、二機目の航空機がビルに突っ込む様子も見ました。

 信じられない光景が、テレビ画面には写されていました。

 

 私は、9.11 の事件から、この場所には行っていません。

 いつの日か、きちんと戻って、犠牲者を追悼しなければなりませんが。

 

A 探究の入口:Critical Reading

「世界が、そしてあなたたちが直面している課題」

「冷戦後の世界」

「民族対立」

「9.11と戦争の変化」 

 ここをやる予定でしたが、

 今日は教科書から離れて解説をしました。

 

 B ポイント解説

◎冷戦後の世界

〇湾岸戦争

 ・財政難のため石油を確保しようとフセイン(イラク)がクウェートに侵攻

  → 国連の多国籍軍がイラクを攻撃し、イラクに制裁

  → 国連平和維持活動(PKO)が積極的に!

   ※日本への批判:湾岸戦争に資金援助をするも自衛隊を派遣せず

            → カンボジアPKOに自衛隊が参加

◎対テロ戦争

〇アメリカ同時多発テロ事件(2001.9.11)

 ・ソ連がアフガニスタンから撤退(1988)→ ターリバーンが台頭

 ・国際テロ組織アル=カイーダ

   ウサーマ=ビン=ラーディンが結成し、ネットワークでテロを扇動

 ・アメリカ同時多発テロ ⇒ アフガニスタン戦争「テロとの戦い」

〇イラク戦争(2003)

 大量破壊兵器の査察を拒んだ理由で、ブッシュ(米)が軍事介入

  ⇒ フセインを処刑(2006.12.30)

 

Q1:湾岸戦争とイラク戦争において、日本の対応はなぜ、どのように変わったの?

 <資料1>  湾岸戦争とイラク戦争

 湾岸戦争

  武力行使の容認が拡大

   → 資金援助だけでは不足

      自衛隊を派遣しなかったと国際的に非難される

 イラク戦争

  復興支援特別措置法の立法化

  自衛隊を派遣(資金援助や兵・物資の輸送)

  ※どこまでが自衛なのか議論が高まる

 

◎民族紛争

〇アパルトヘイト(Apartheid):「分離・隔離」の意

 南アフリカ共和国における白人による人種隔離・差別政策(1948~94)

 教育、居住区、職業選択、結婚など多方面で黒人の権利を制限

 → 国連が「人類に対する犯罪」と非難

   オリンピックなど国際大会への出場禁止などの措置

 ネルソン・マンデラ、デクラークらの努力で撤廃(1994)

 

以下のルワンダ内戦はカットしました。

〇ルワンダ内戦(1990~94)

 ベルギーなどの分断支配(帝国主義による植民地時代)

 多数派フツ族(農耕民)に対し、少数のツチ族(牧畜民)を優遇

 ルワンダの独立前後にフツ族が権力掌握

 → 隣国に追い出されたツチ族が軍事組織(RPF)を結成

 → 難民化したツチ族がウガンダから侵攻

   フツ族のハビャリマナ大統領が乗った飛行機が撃墜

 ⇒ ツチ族の大量虐殺(ジェノサイド)

 

※ここで終了したクラスもありました。

 続きは次の授業で補足しました。

 

◎アラブ世界の変容 = 「アラブの春」

 次々と軍事政権が打倒されたが、民主化はなかなか進まず....

 チュニジアで始まり、ヨルダン・エジプト・バーレーン・リビアにも反政府運動が飛び火

〇ジャスミン革命(チュニジア:2010)

 ジャスミンはチュニジアの国花

 青年層の失業率が25〜30%

 街頭での果物や野菜の売買を警察が没収

  → ブアジジが抗議の焼身自殺

 職・発言の自由化の要求

 政権の腐敗に対し、若者層がストライキ・デモを起こし、軍事政権を打倒

〇エジプト革命(2011)

 ムバラク大統領の長期政権が崩壊

〇リビア内戦(2011)

 カダフィ大佐の独裁体制に対し国連が「民間人に対する暴力」として経済制裁

 デモ参加者に無差別攻撃を開始

 → NATOが軍事介入、カダフィも殺害される

〇IS(イスラーム国)

 シリアのイラク・トルコ国境地帯で国家樹立宣言(2014)

  ⇒ 国際社会はテロ組織とみなして掃討作戦

    (ほぼ壊滅したものの残存勢力がテロを継続)

 

Q2:「アラブの春」はどのようにして広がったのだろうか?

 <資料2>  アラブ世界のある物品の普及率

 配付プリントに「答え」が書いてありました.....

 なんと間抜けな質問だったことでしょう。

 どおりで生徒たちが拍子抜けした表情をしていました(笑)

 ここでいう「ある物品」とは携帯電話

 だからこのツールを使うことが多い若者が「アラブの春」の情報を拡散したのです。

 でも、独裁者や政府の追放や解体ができても、民主化はさほど進みませんでした。

 

G Today’s Goal

(一人で無理なら)私たちはテロ戦争を防ぐために何ができるの?

 ☛ inquiry(深い考察)

※これまでと同様、これを考える材料を授業で提供してみた
 (定期考査Ⅳの論述問題として出題し、次のような解答があった)

 

163名中63名がこの問いを選択して解答

・これからの社会は、国際協調を強めていくだろうと考えた。テロ戦争は、アメリカ同時多発テロ事件のように、武力だけでは解決しないものがほとんどである。テロの原因となる人々の社会からの孤立や不満、差別や偏見を減らすことが、根本的な解決の一歩となるだろう。異なる文化や宗教を認め合うことによって、世界はより平和になると考えた。私も普段からニュースを見るなどして、世界で起こっていることに興味関心を持ち、自分の考えを深めたい。

・これからの社会で、私は再び大きなテロが起こると考える。テロが起こる背景として、外国や自国の政府に対しての不満が高まって起こすことが多い。今はインターネットやSNSでの情報も多いため、間違った情報や過激な思想も広まりやすい。私はそんなテロ戦争を防ぐため、インターネットやSNSでの情報・知識が正しいか自分自身で判断できるようになるべきだと考える。また、貧富の差から自国への不満を持つことが減るように、そういった国への支援を少しでもしていくべきだと思う。

 

2025-43 ソ連の解体と東欧革命

2026.2.13

 

先週の大雪とものすごい寒波も和らぎ、暦通り「春」が待ち遠しい!

少なくとも、この授業までは試験範囲です。

 

☆Unit’s Theme

 私たちはこれからどこに向かっていくのか考える

☆Today’s Goal

 ロシアはどのような道を歩んでいくのか考える

 

P 対話の準備:Icebreaker

 この「ベルリンの壁」の写真は西側・東側のどちらから撮ったもの?

旧東ドイツにあったブランデンブルク門が壁の向こう側にあるので、西ドイツ側から撮影したことになる。

 

A 探究の入口:Critical Reading

「ソ連の解体」

「東欧の体制転換とドイツ統一」

  教科書を読まなかったクラスもあり、後で読むように勧める

 

 B ポイント解説

◎ソ連の動き

〇ブレジネフ(在任1964~1982)

 18年間ソ連共産党第一書記(書記長)を担当

 ・ソ連のアフガニスタン軍事侵攻(1979)→「新冷戦」の時代

〇ゴルバチョフ(在任1985~91)

 ・ペレストロイカ(建て直し)

  停滞する経済、市民生活と社会の改革・刷新を目指す

  目的:冷戦の継続による財政負担を改善

 ・チョルノービリ(チェルノブイリ)原発事故(1986)

   → 情報の統制(事故を隠蔽しようとする)

  ⇒ グラスノスチ(情報公開)

     情報の透明性を進める

 

<史料1> ゴルバチョフのハバロフスク演説

 現在のペレストロイカは経済ばかりでなく,社会的関係,政治システム,宗教・イデオロギー分野,党とすべてのわが要員の活動のスタイルと方法など社会生活の他のあらゆる側面にも及んでいる。ペレストロイカは,包括的なことばである。私はペレストロイカと革命という二つのことばの間に等号をつけたい。

 

<史料2> ゴルバチョフの改革(ヒューズ=ウェルフェア『赤い帝国』)

 列車「共産主義号」が人々を乗せて人生という荒野を走っていた。ある日、エンジンが奇妙な音を立てて止まった。スターリンが目を覚まし「運転手を銃殺せよ」と提案した。フルシチョフが「運転手の名誉を回復せよ」と主張した。ブレジネフは気持ちよさそうに座っていたが、「ブラインドを下ろし、目を閉じて左右に体を揺さぶろう。そうすれば誰も列車が止まったとはわからないだろう」と叫んだ。最後にゴルバチョフが立ち上がって「皆、間違っている。我々がしなければならないことは、列車から降りて全員が一緒に叫ぶことだ。列車は動いていない、列車は動いていない」と叫んだ。

 

Q1:ゴルバチョフのセリフはどういう意味? ☛ 史料2の読取り

 共産主義を強制し独裁色が濃かった歴史から脱却し、ペレストロイカによって声を合わせて市場開放や情報公開を進めていくよう呼びかけている。

 

◎冷戦の終結へ                                  

1987

中距離核戦力(INF)全廃条約

 ※2019年に条約失効(中距離核ミサイルの保有が可)

1988

ソ連軍がアフガニスタンから撤退

1989

東欧革命:自由化・民主化を求め、共産主義政権の退陣

1989.11.9

「ベルリンの壁」開放

1989.12

マルタ会談:ブッシュ(米)とゴルバチョフ(ソ)⇒ 冷戦の終結

1990

ドイツ統一:西独が東独を吸収する形(首都ベルリン)

1991.12

ソ連の解体 ⇒ 独立国家共同体(CIS)の結成

〇マルタ会談

〇「ベルリンの壁」開放

 ・ベルリンの壁(1961~89)

  人材の流出(13年間で約274万人)→ 流出防止のため「壁」建設

  ポーランドで「連帯」が共産党に圧勝 → 東欧革命の開始

  東ドイツ市民が「ヨーロッパ=ピクニック計画」で西側へ流出

   → ホーネッカー政権崩壊でベルリンの壁開放(1989)

 ※ここは動画で学習した通り、職員たちの勘違いや事実誤認が原因

〇東欧革命

 ソ連が東欧諸国への内政干渉を否定

 → ソ連の体制転換で東欧諸国が混乱し、東欧各国で革命

・ポーランド

 ワレサ率いる「連帯」主導による内閣が成立(1989)

・ビロード革命(1988)

 チェコスロヴァキアは平和的に民主化(柔らかい織物=ビロード)

・ルーマニア革命(1988)

 独裁政権と民衆が激しく衝突

 → チャウシェスク大統領が処刑(1989)

・ユーゴスラヴィア連邦解体(1991)

 → クロアティアなどで紛争

   セルビアの自治州コソヴォで大量虐殺

    ※Extraで詳しく

〇ロシア                                         

・ロシア共和国がソ連から独立

  エリツィンが大統領に就任

   → ウクライナなどがソ連から分離独立

・課題

 チェチェンの民族紛争

 クリミア併合(ウクライナ東部への侵攻)

 ウクライナ戦争中

  ⇒ G8から追放(現在はG7と呼ばれている)

 

Q2:東欧の多くの人々は冷戦終結後に何を期待したのだろうか?

  ☛ inquiry(深い考察)

 ここは解答例を示すような問いではない。

 彼らの立場になって考え、友人との対話によって言語化してみよう!

 

Today‘s Goal

 ロシアはこれからどのような道を歩んでいくのだろう?

  ☛ inquiry(深い考察)

 ※これまでと同様、これを考える材料を授業で提供してみた

 (定期考査Ⅳの論述問題として出題し、次のような解答があった)

 

163名中13名が解答

・私は、これからのロシアは、しだいに国際的に孤立すると考える。ロシアは2014年にウクライナへの侵攻をきっかけにG8から脱退したからだ。そのため、資源の確保が困難になり、国民の生活が不安定になる可能性がある。私はこの問題について直接関わることはできない。だが、ウクライナ侵攻のニュースを見かけるたびに悲しくなる。微力かもしれないが、このことに関心を持ち続け、家族や友人に伝えることでこの問題に向き合えるようにしたい。

・ロシアの進んでいく道は、プーチンの独裁によって局面が変わるため不透明さがあると感じる。現在ロシアはウクライナ侵攻を継続中であり、和平の道を模索しているものの互いの主張は食い違っていて、解決への見通しは厳しいものがある。アメリカのベネズエラ侵攻も、ロシアのウクライナ侵攻も、19世紀後半から始まった帝国主義と何ら変わらないのではないか。今、私たちにできることは限りがあるが、ネットにあるデマ情報や感情に流されることなく、情報リテラシーをしっかり持って事実を学び続ける必要がある。そして当事者の政府間の交渉だけではなく、国際連合やEUをはじめとする複数の国家が働きかけ、ロシアとの新しい共存の道へと繋がる方法を探していくべきである。

2025-42 パレスティナ問題と中東問題

2026.2.10

 

週末そして週の前半はものすごい寒波でしたね。

インフルエンザB型も流行っていますから、ご自愛くださいね!

 

☆Unit’s Theme

 私たちはこれからどこに向かっていくのか考える

☆Today’s Goal

 パレスティナとイスラエルの今後の在り方を考える

 

P 対話の準備:Icebreaker

 「嘆きの壁」って知ってる?

 ヘロデ王時代のユダヤ教で最も神聖だったイェルサレム神殿の西側外壁

 1967年の第三次中東戦争によるイスラエルの占領以降、ユダヤ教徒の立入が許可された。訪れた人々が壁に触れて祈りをささげるため、人の背の高さの壁部分が黒ずんでいる。

 

A 探究の入口:Critical Reading

「中東戦争と石油危機」

 歴史のひろば⑭「パレスティナ問題の変遷」 

  教科書を読まなかったクラスもあり、後で読むように勧める

 

 B ポイント解説

◎パレスティナ問題

〇中東におけるイギリスの多重外交(第一次世界大戦中)

 ①フサイン=マクマホン協定(1915)

  オスマン帝国からのアラブ人の独立を約束

 ②サイクス=ピコ協定(1916)

  英・仏・露によるオスマン帝国領土の分割案

 ③バルフォア宣言(1917)

  ユダヤ人に民族的郷土の建設を約束

 

<史料1> バルフォア宣言(1917)

「国王陛下の政府はパレスティナにおいてユダヤ人のため「民族的郷土」を設立することを好ましいと考えており,この目的の達成を円滑にするために最善の努力を行うつもりです。また,パレスティナに現存する非ユダヤ人諸コミュニティーの市民および信仰者としての諸権利,ならびに他のあらゆる国でユダヤ人が享受している諸権利および政治的地位が侵害されることは決してなされることはないと理解されています。」

 貴下がこの宣言をシオニスト連盟にお知らせいただけましたならば光栄に存じます。

 ※シオニズム:イスラエルの地にユダヤ人国家を再建する、または文化の復興運動をおこそうとする運動のこと。それを目指す者をシオニストという。

 

<史料2> パレスティナ分割に関する決議

2 (前略)委任統治を行っている国は,海港と,相当数の移民に施設を提供するのに十分な後背地を含むユダヤ人国家の領土に位置する地域から,できるだけ早く撤退する。いかなる場合も,1948年2月1日よりも遅れることがないようにする。

3 独立のアラブ人国家,ユダヤ人国家,およびイェルサレム市のための特別国際管理体制は,委任統治を行っている国の軍隊の撤退が完了してから2か月で実現されるものとする。いかなる場合も、1948年10月1日よりも遅れることがないようにする。

 → 国際連合の総会で採択(1947)

 

<資料1> パレスティナの領土の変遷

 

Q1:イェルサレムを聖地としている宗教とは?

 ユダヤ教・キリスト教・イスラーム

 

Q2:国連のパレスティナ分割案はどちら寄り? ☛ <資料1>

 明らかにユダヤ人寄り

 (ユダヤ人へのホロコーストが影響)

 

◎中東戦争

空欄⑩ イスラエル

空欄⑪ パレスティナ難民

空欄⑫ スエズ運河

 

<史料3> エジプト=イスラエル平和条約(前文の一部)

 エジプト・アラブ共和国政府及びイスラエル国政府は,-(中略)- エジプトとイスラエル間のみならず,イスラエルとこの枠組に基づき和平交渉を行う用意のある他のアラブの隣接諸国間の,平和の基礎をもなすものであることに留意し,これら諸国間の戦争状態の終結をもたらし,かつ当該地域のすべての国家が安全に生存しうる平和を達成することを願い ―(後略)

 

〇「パレスティナの暫定自治に関する原則宣言」=オスロ合意

 クリントン米大統領(中)が仲介

 イスラエル:ラビン首相(左)と

 パレスティナ解放機構(PLO):アラファト議長(右)

 → ラビン首相が暗殺(1995)

   イスラエルが境界に分離壁を建設(2002)

 → ハマス(原理主義組織)が選挙で勝利しガザ地区支配(2006)

 → ハマスがイスラエルを攻撃して両者が対立(2023)

 ※現在、イスラエルがガザ地区を攻撃中

  和平の道が探られているが、停戦後も断続的に攻撃

 

Extra 1

◎石油価格の推移

 下の図より、第一次石油危機と第二次石油危機で石油価格が高騰しているのは、どのような社会背景が影響しているか?

※イラン革命(1979)

  原理主義者ホメイニがイランのサファヴィー朝を倒して政権を奪った革命

 第一次石油危機

  → アラブ諸国がイスラエル支援国に石油輸出を制限・停止

 第二次石油危機

  イラン革命による石油会社の国有化

  → ストによる原油生産の激減

    アラブ諸国が石油輸出を一時停止

 

◎ガザ地区

 下の略図のa~dのうち,ガザ地区を示すものを一つ選べ。[2025成蹊大]

 ガザ地区はa

 

G Today‘s Goal

 パレスティナとイスラエルは共存できるのか?

  ☛ inquiry(深い考察)なので、今回も考えるきっかけを作るのが目的

※これまでと同様、これを考える材料を授業で提供してみた
 (定期考査Ⅳの論述問題として出題し、次のような解答があった)

 

163名中25名がこの問いを選択して解答

・私は、これからパレスティナとイスラエルは対話を重ねていくことができれば、関係が改善されていくと考える。なぜなら、今までもオスロ合意などで和平を目指す動きが見られたからだ。だが、過去の和平合意は失敗してしまっている。だから、和平合意をした後も互いに対話をし合い、互いの理解を深めていくことができれば、和平を結んで共存することができるのではないか。その中で私は、一方の情報だけに頼らず、多くの情報を取り入れて、引き続き民族や土地の問題に目を向けて生活していきたいと思う。そして、多くの人に今も戦争を続けることを伝えられるように、もっと深く調べたり、ボランティアや募金活動に参加したりしていきたい。

・私は、パレスティナとイスラエルの共存はすぐには実現されないと思う。イスラエル、すなわちユダヤ人は古代から虐げられてきた過去があり、イスラームとの宗教対立や第一次世界大戦時のイギリスによる三枚舌外交による領土問題が複雑に絡み合っているからである。私たちにできることは平和を願い、その地域の文化や歴史を理解し、そのような気持ちを発信していくことぐらいしかできない。ただ、それぞれの国や地域では自分たちの立場を強調する歴史教育が広がっており、互いに共存していく世界の必要性を小さな子どもたちに教えていないと言える。そうだとすれば、教育の内容やシステムを変えていくよう、第三国が呼びかけていくことは有効なのではないかと思う。

2025-41 核兵器開発と軍縮

2026.2.6

 

私の勤務校は私立高校なので、

この時期は一般入試業務で授業がお休みでした。

ということで、再開です。

でも、アッという間に学年末考査ですけど...

 

☆Unit’s Theme

 私たちはこれからどこに向かっていくのか考える

☆Today’s Goal

 私たちが軍縮のためにできることを考える

 

P 対話の準備:Icebreaker

 映画「ゴジラ」が制作された当時の社会背景は?

 第五福竜丸が米国の水爆実験の犠牲になったことが背景

 ゴジラについて......

 ・水爆を中性化できる器官を持つ怪物

 ・「核の落とし子」

 ・「人間が生み出した恐怖の象徴」

 核兵器によって生み出された怪獣を、人間の手で葬る人間の身勝手さ

  → 水爆開発を批判した映画

 

A 探究の入口:Critical Reading

  歴史のひろば⑫「核実験と核競争」

  教科書を読まなかったクラスもあり、後で読むように勧める

 

 B ポイント解説

◎反核・平和運動の流れ

・ビキニ環礁水爆実験

  → 第五福竜丸の被爆事故(1954)

・ラッセル・アインシュタイン宣言(1955)

  核戦争絶滅を訴え、世界的な核廃絶運動の契機となる

  ※この3か月前にアインシュタインは死去

・第1回原水爆禁止世界大会(1955)

  反核運動の署名がもとになり広島で開催

・パグウォッシュ会議(1957)

  核兵器廃絶を世界に働きかけた科学者によるカナダでの国際会議

 

<資料1>  魚屋の菅原トミ子さんの発言

 

<資料2> ラッセル・アインシュタイン宣言

 

Q1:菅原さんは何を呼びかけ、その後どのように展開していったの?

 <資料1>の読み取り

 魚が売れないことが死活問題で、水爆反対の杉並区の署名活動につながる

  → 一魚屋の言動が原水爆禁止世界大会(広島)への大きな力になる

 

◎核兵器の開発

〇キューバ危機:第三次世界大戦の危機といわれた

 キューバ革命(1959)

  社会主義政権が成立したキューバに、ソ連がミサイル基地を建設

   → アメリカがキューバを海上封鎖

   → ソ連がミサイル基地建設を撤回

 フルシチョフ(ソ連) と ケネディ(米)の対立

 それぞれの国の核ミサイルに座っている

 結局、ソ連がミサイル基地建設をやめ、米ソの関係が好転

 

〇原水爆実験の成功

  アメリカの原爆(1945)

  ソ連の原爆(1949)

  イギリスの原爆(1952)

  アメリカの水爆(1952)

        フランスの原爆(1960)

  中華人民共和国の原爆(1964)

  インドの核実験(1974)

 

◎核軍縮の動き

・部分的核実験禁止条約(1963)

 大気圏内、宇宙及び水中での核実験を禁止(地下は可)

  → 米英ソのみ調印、仏中は署名せず

・核拡散防止条約(1968)☛ 上のグラフ中の空欄21

 核物質の兵器への転用を防止

  → 非核保有国は一部反発(核保有国に有利だ!)

・第一次戦略兵器制限交渉(SALT I:1969-72)

 米ソ間で核弾道ミサイル保有数に上限設ける

  → デタント(米ソ間の緊張緩和)が訪れる

 ※中距離核戦力(INF)全廃条約(1987)☛ 空欄22

  → 2019年に失効

・包括的核実験禁止条約(1996)

 あらゆる場所での核実験を禁止

  → 印、パ、北朝鮮などが未署名で未発効

・核兵器禁止条約(2017)

  → 核保有国は不参加で、日本も批准せず

 

<資料3>「核兵器禁止条約に」

Q2:日本はなぜ核兵器禁止条約に参加していないの? 

 アメリカによる核抑止力を失い、日本国民の生命と財産の安全保障が損なわれる。

いわゆる「核の傘下」の維持が必要だという理論

 

Extra

 以下の図は「世界終末時計」で、核戦争などによる地球の滅亡を午前0時として、何分前になるかを表している。

 ※2023年に11:58 30秒になり、過去76年間で最も地球の破滅に近づいた。

  さらに、2026.1.27に発表された「終末時間」は11:58 35秒だった.....

 

Q:世界終末時計の1949年、1963年、1972年の針が動いた理由は何だろうか?

  また、2023年がもっとも時計の針が進んだのはなぜだろうか?

 1949年 ソ連が初の核実験に成功して核軍拡競争が開始

 1963年 米ソが部分的核実験禁止条約に調印

 1972年 米ソが第一次戦略兵器制限交渉(SALT I)を締結

      → デタント(米ソ間の緊張緩和)が訪れる

 2023年 ロシアのウクライナ侵攻、北朝鮮の弾道ミサイル実験

     新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の蔓延

※2025年 ロシアのウクライナ侵攻の継続

     新START(米ロ間の核軍縮条約)の失効

 

G Today’s Goal

 (一人で無理なら)私たちは軍縮のために何ができるの?

  ☛ inquiry(深い考察)

※これまでと同様、これを考える材料を授業で提供してみた
 (定期考査Ⅳの論述問題として出題し、次のような解答があった)

 

163名中50名がこの問いを選択して解答

・私は軍縮していくために必要なものとして、武器の怖さというものを知ることだと考える。理由は、戦争で使用されている武器には、どのような特徴を持ち、どのような場面で登場するのかを詳しく理解すべきだと思うからだ。日本に一番関わりがあるものに原子爆弾がある。この武器によって、日本がどのような被害を受けたのかを、全世界の人が知る必要があると思う。このことを自分を含め、日本中の人が発信していくことが、軍縮をするためには重要なことである。

・一人の力は小さいが、歴史から核の恐ろしさを学び、SNSでの発信や署名活動に参加し、「核はいらない」という世論にしていくことが大切だ。その状態が続けば、第三次世界大戦に発展してしまう可能性がある。日本は世界唯一の原爆が落とされた国である。日本人からしか伝えることができない思いや経験を世界にさらに伝えていくことが、軍縮につながると考える。さらに、自分たちでは、平和を願う団体に寄付で支援したり、選挙権を得たら軍縮を訴える人に投票したりして、仲間と連帯することで大きな力になると思う。

2025-40 グローバル化とベトナムでの代理戦争

2026.1.27

 

ようやく最終編の「グローバル化と私たち」に入りました。

今年度はもう6~7時間しか残っていません。

本当はもっと確保しなければいけないのに......。

 

☆Unit’s Theme

 私たちはこれからどこに向かっていくのか考える

☆Today’s Goal

 ベトナムの代理戦争を顧みる

 

P 対話の準備:Icebreaker

 グローバル化って何だろう?

 具体的にどんなものを指すのか?

 

A 探究の入口:Critical Reading

「アジアの戦争」

「ベトナム戦争とアメリカ社会」

  45分授業のクラスもあり、教科書を読んで相互説明する時間はなかった....

 

 B ポイント解説

◎インドシナ戦争

  ベトナム(インドシナ連邦)

  19世紀よりフランスの植民地

   → 独立を求めて戦争へ

・ジュネーヴ休戦協定を結び仏が撤退

  北緯17度線で分裂

   ➡ ベトナム民主共和国(北)

     ベトナム国→ベトナム共和国(南)

 

<資料1> 風刺画

Q1:上の風刺画はどんな状況を表現したの? 

 インドシナ戦争

 ベトナム民主共和国がフランスを倒して独立しようとしている。

 

◎ベトナム戦争

・フランス撤退後、アメリカが介入

 → 南にベトナム共和国が成立、ゴ大統領が就任

   介入を阻止しようと、南ベトナム解放民族戦線を結成

・北爆開始:ジョンソン大統領

 枯葉剤の散布

 ベトナム反戦運動により一旦北爆停止

・北爆再開:ニクソン大統領

・パリ(ベトナム)和平協定を結び米が撤退

 → 南北がベトナム社会主義共和国に統一

 

※「ベトナムに平和を!市民連合(ベ平連)」

米軍の北爆開始後1965年4月に結成された、日本のベトナム戦争反戦及び反米団体

 

<資料2> ベ平連の呼びかけ

 

<資料3> ベトさん(兄)とドクさん(弟)

 

<資料4>アメリカ軍による枯葉剤の散布

 

Q2:どのようなことを呼びかけ、その後ベトナム戦争はどうなっていったの? 

 アメリカから派生した反戦運動は、日本をはじめ世界各国に波及した反戦の市民運動となり、アメリカが撤退することにつながった。

 

G Today’s Goal

 私たちはどのようにこの代理戦争の反省を現代に活かせばいいの?

  ☛ inquiry(深い考察)

 この問いは数分間で考えられるものではないので、

 グローバル化を考える材料として提供する形とします。

 (定期考査Ⅳの論述問題として出題し、次のような解答があった)

 

163名中12名がこの問いを選択して解答

・ベトナム戦争などの例から、冷戦には直接に関わりのない国々も争いに巻き込まれ、大きく悪影響を及ぼされてしまうことが分かる。そのため、このような後悔を繰り返さないためにも、国同士の対立を対話などによって平和的に、早急に解決していくことで、国々が協調していく社会となっていくと考える。また、世界の歴史的な背景について学び、世界における理解を深め、平和への意識を高めていくことが、現在自分にできる関わり方である。

・冷戦の時代では多くの国がその影響を受けた。その例としてベトナム戦争があげられる。ベトナム戦争はソ連とアメリカの代理としての戦いで、その時使用された枯葉剤などにより、国や土地だけでなく罪のない人まで傷つけた。このことを私たち社会全体で深く反省し、今後同じようなことを起こさないようにすることが必要である。私は国同士の問題ならまだしも、関係のない国や人を巻き込むことは絶対にしてはいけないと考える。私には直接関わり、戦争を止める力はないが、正しい情報をもって声をあげることはできる。私は自分で正しいと思った情報を信じ、周りの人に声をかけ、少しでも正しい考えを持つ人を増やしていきたい。一人の声が世界に届くことがあると信じている。