2022.9.8
今回は、生徒が教科書の誤りを見つけてくれました。
私も気づかなかったです....。
すばらしい!
訂正 p.65右 語句注
▶▶天清条約(誤) → 天津条約(正)
今日のテーマ
日清戦争は東アジアにどのような影響を与えたのだろうか?
[授業の流れ]
1.Icebreaker
2.Critical Reading
3.解説
4.質問コーナー
5.テーマへのアプロ―チ
6.振り返り
P 学習の準備 Icebreaker(5分)
日清戦争でトンカツの付け合わせが
キャベツの千切りに変わったのはなぜ?
・戦争による労働力不足
(手間をかけない)
・食材の節約
(千切りは量を多く見せる工夫)
A 内容の把握 Critical Reading(10分)
〇教科書の精読:「テーマへのアプローチ」を念頭に
〇疑問点の抽出:「単元学習シート」へ
B 内容の理解 ポイント解説(18分)
◎条約と国境
・明治維新後、日本は主権国家をめざす
岩倉使節団を派遣 → 不平等条約の撤廃に失敗
・樺太・千島交換条約
・日清修好条規
・日朝修好条規
Q:朝鮮に対する日本と清の見方は、どのように異なるのだろうか?
☛ 資料3 を参考に
日本
朝鮮は中国に朝貢しているが属国ではない
中国
歴史的に朝鮮は中国の属国だ
◎朝鮮の近代化と日清の対抗
・朝鮮は17世紀以降、清の朝貢国
内政は自立
・日本の琉球処分
→ 清は日本の朝鮮進出を警戒
日本も軍備を進めて対抗
・朝鮮における日本と清に関わる出来事
(図を参考に)
左側:親清=清寄り
右側:親日=日本寄り
壬午軍乱
清仏戦争で清が敗れる
甲申政変 → 天津条約
◎条約改正と日清戦争
・条約改正交渉
日英通商航海条約
陸奥宗光が領事裁判権を撤廃(1894)
日露戦争勝利の追い風
小村寿太郎が関税自主権を回復(1911)
・下関条約
清に朝鮮の独立を認めさせる
but, 三国干渉で日本は遼東半島返還
→ 日露対立へ
Q:日清戦争に際し、日本は朝鮮をどうとらえているのか?
☛ 資料11も参考に
日本がとるべき道は、
利益線(朝鮮領土)を獲得することだ。
朝鮮の支配は国家安定につながる。
(安危=安定と危機)
☆質問コーナー
疑問点を出し、それを解説
C 問いの表現(12分)
「テーマへのアプローチ」 (1)解答の作成 ⇒ (2)解答の共有
日清戦争の原因と結果は?
Keyword:日朝修好条規、朝鮮支配、利益線、下関条約、三国干渉
☛ 資料2, 11などを参考に
日本が日清戦争を起こしたのは、利益線を得るために朝鮮支配を進めたからだった。朝鮮で甲午農民戦争が起こる両国が出兵し、日清戦争が勃発した。清に勝利した日本は、下関条約で朝鮮を独立させて清の干渉を排除し、朝鮮を事実上支配した。また、清から遼東半島・台湾・澎湖諸島の領有権と2億両の賠償金を獲得し、清はますます弱体化した。だが、遼東半島を三国干渉で返還させられ、露と対立が深まった。
R 振り返り
新たな発見や学びは?(4分)
感想でなく「メタ認知」して何を学んだか俯瞰して整理する
→「単元学習シート」に記入